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あなたの燃える手で

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白百合忍法帳

14 
(慶安四年 七月十五日)

二重火の男根と化した肉豆が、柘榴の肉壺に今まさに入らんとしていた。
柘榴は思い切り首を振り、宙に浮いた体をばたつかせた。
「ふふふっ、辛いか、悔しいか。女の中でコレを擦る快感がどれほどのものか、女のお前にも判るまい……」
そんな声も柘榴には届いていないのか、柘榴は必死で抵抗していた。
「無駄じゃ、無駄じゃ。どんなに暴れようと、もうどうしようもあるまい」
「うぐぅ! うがぁ! うぐぅぅ~、うぐぅぅ~」
「さぁ、楽しませてもらうぞ柘榴、お前の下の口に入れてやるわ。そぉ~ら」
二重火の腰が前に突き出され、男根が一気に柘榴の肉壺に突き入れられた。

その時を、その瞬間を、柘榴は待っていた。
二重火の男根が自分の蜜壺に入れられるのを。
そしてワザと拒み続けるフリをして悲鳴を上げた。

二重火は強く弱く、浅く深く、その男根を突き入れ続けた。
その動きの摩擦により、二重火自信が絶頂に達しそうになった時、その口
から悲鳴が上がった。
思わず柘榴から飛び退いた二重火の股間に、男根は根元から無かった。
そこからは血が滝のように流れている。

梁から吊されたままユラユラと揺れる柘榴の股間からも、おびただしい血が噴き出している。
その股間から、二重火の男根が吐き出された。
「忍法 ”牙狼斬”」
「ぐおぉぉー、がぁぁー! きっ、貴様ぁ……」
「女のイチモツを噛み切ったのは初めてだよ……」
「……?」
猿ぐつわをされているはずの柘榴がしゃべった。
「あたしの中にそのまがい物を入れたのが運の尽きさ。やっぱりコレばっかりはホンモノに限るねぇ」
その声は柘榴の股間から聞こえてくる。
柘榴の肉壺は、まさに下の口だったのだ。
大量の出血で二重火はその場に倒れた。薄れる意識の中で、柘榴の言葉が徐々に遠のいていく。
「おのれ……、ざく……ろ……」
「お前の硬い ”鬼殻” も、肝心なトコロには効かなかったようだねぇ」
その言葉を最後に、二重火の視界は永遠の闇に覆われた。
「安心おし二重火。お前のココが下の口で噛み切られたなんてコトは、誰にも言わないよ。あたしは口が硬いからね!」
柘榴は白い歯を見せて笑うと、吊された梁に飛び乗り縄を解いた。
そこから床に飛び降り、息絶えた二重火の体を、そして着物を調べた。
しかし連判状は見つからず、その代わりに着物の懐に一枚の紙片を見つけた。
柘榴はその紙片を拡げると蝋燭にかざした。
するとそこには、『十六夜橋、子の刻』(24時)と書かれていた。
「十六夜橋に子の刻?」
柘榴は頭をかしげた。
「十六夜橋で連判状を受け取る手筈……ってことかい? でもこれじゃ日にちが判らないねぇ……」
その紙を懐にしまうと蝋燭を吹き消し、柘榴は海竜院を後にした。

真夏の夜の雨が、火照った柘榴の肌をそっと冷やした。

Comments 2

星羅  
こんばんは…蛍さま

連載も真ん中アタリにさしかかりましたね?早いものです。

お気にの二重火ちゃん…スーパーサイヤ人なのに敗れちゃった…(T_T)
さすがにあの部分には鎧はできないよね?

しかしアラタメテ整理してみたらば…薩摩●●VS江戸○○ではないですか~?
ん~…九州人のせーらといたしましては薩摩くの一起死回生のチャンスに期待したいですね?関東人の蛍さまはお江戸の味方かなぁ…?うふっ…(^_-)-☆
薩摩残るは赤い襦袢の(これって緋色の襦袢ですよね?見のがしてマシタすみませんm(__)m)オンナのみ…どうなるのでしょうか?碧ちゃんと対戦かな?

しかし…ほんとうにおもしろい(*^^)vせーら的には実写版で映像化してほしいと真剣に思っています(爆)
あのキャラ設定に技のアレコレ…どんだけ蛍さまってひきだしもってんだろう…?ってうなりますね…\(◎o◎)/!
それと拍手コメにも書きましたが最後の決め台詞のセンスのよさ…う~ん…しびれるぅ~(^_-)-☆

決め技を叫ぶさまはさながらリングにかけろ…そして…天下一武道会を観てるような興奮をおぼえます。
いや…三人組だからNARUTOかな?
わくわくしてとにかく早く続きを読みたくなる…
ジャンプは一週間待たなければいけなかったけれど、「あなたの~」は一週間に三回も更新が…しかもお色気たっぷり…贅沢すぎますね…?(笑)
感謝感謝…ですヽ(^o^)丿

2008/09/28 (Sun) 23:21 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
星羅さん、おはようございます

いよいよ星羅さんの設定したキャラ『碧』の登場です。
対するは薩摩の3人目のくノ一。
そしてもう一人、謎の人物が・・・?

碧はご指定通りの忍法を、そして敵キャラの忍法も既に
チラッとご紹介しています。(夜鷹の場面で)

今回も必殺の忍法と、キメ台詞をお楽しみに (笑)

2008/09/29 (Mon) 07:24 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土