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あなたの燃える手で

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死神イングリット

26
彼女が蘭から離れベッドの脇に立つと、ベッドの回りに5人のあの女達が立っていた。
女達は蘭を取り囲むようにその体に手を伸ばしていった。
まずはナマコが蘭の蜜壺にモゾモゾと潜り込んでいった。ブツブツとしたイボの感覚が、蜜壺の肉壁を抉るように蠢いている。
「いっぱい蜜を吸わせて大きくしてあげてねぇ、腕のように太くなるまで」
するとイソギンチャクの触手が肉豆の皮を剥き上げた。そして敏感な紅い豆を触手の先端でジワジワと責め立てていく。
「どう? 舌よりイイんじゃない? ほぉ~らっ、小刻みにカリカリしてあげる……あらあら、ココがプックリとしてきたわよぉ~」
鞭を持って少し離れたところに立っていた女が、その距離を測るように歩み寄ると、紅い蛇の鞭が蘭の腹や胸を鋭く打ち抜いた。その痛みは極上の快感へと昇華していく。
「ほらっ、相変わらず叩き甲斐があるわねぇアナタは。ほらっ、乳首よ。今度は反対側。ほらっ、ほらっ」
蜘蛛の蝋燭が蘭の体中に垂らされ、無数の紅い花を咲かせ続けている。
「熱い? いいのよぉ、もっともっと悶えて。そう、その顔が好きなの」
最後にヒルがアナルに吸い付いた。無限とも言える液体を蘭の直腸に送り込み始めた。
「今日もタップリと苦しめてあげましょうねっ。このお薬でお腹をいっぱいにして……またアノ苦しみに耐えるのよ」
そしてあの電流のようなものを流す女の声が聞こえた。
「さぁ、仕上げはあたしよ。アナタが受けている全ての責めに電流を流してあげる」
「いやぁ~やめてっ、だめっ、だめっ、お願いやめてぇ」
「そぉ~らっ、タップリ味わいなさい」
その途端、蜜壺のナマコがピリピリと電気を発し、肉豆を嬲る触手からはチリチリとした微弱な電流が流れ、えもいわれぬ快感を生み出している。
鞭からは強い電流が、蘭の体に当たる瞬間に流れるようになった。
蝋燭からは電気を帯びた熱蝋がポタリポタリと全身に降り注ぎ、アナルのヒルは、吐き出す液体に電気が流れ、電気浣腸とも思える責めを続けていた。
全ての責めに電流を流しながら、彼女は蘭に顔を近づけた。
「ふふふっ、あたしはキスをしてあげる」
彼女は苦しそうに快感に喘ぐ蘭の口を塞いだ。
舌を差し込むと蘭の口の中を蹂躙しながら舌を執拗に絡めた。そしてその舌から電流を流した。
「んっ、んん~……んん~、んん~」
首を振って逃れようとする蘭の頭を両手で押さえ付け、彼女はキスを続けた。
舌の先から指先まで、全身を包む快感と苦痛に電流が加わり、女たちの責めは決して焦らず、むしろゆっくりと余裕を持って蘭を喘がせ、じっくりといたぶり続けていった。
そして腰が大きく仰け反り蘭は限界を超えた。いや、越えたの思ったその時、
砂時計の砂が全て流れ落ちた。
「森山欄、時間よ。隣の部屋で休みなさい」
イングリットの声がどこからともなく聞こえた。
女たちが消え、一時の静寂が蘭を包んだ。

(あと、あと一部屋。次はいったいどんな……)

Comments 2

星羅  
こんばんは…蛍さま

最後のはより趣向を凝らしてくださるとのこと…\(◎o◎)/!
楽しみデス
最後の部屋はどんな部屋なのか…そしてどんなお姉さまなのか…
そしてその責めとはいったい…?
このままいくと蘭ちゃんのココロとカラダはいったいどうなってしまうのか…
しつこいけどちょっと羨ましいかも…(爆)
そしてイングリットとはナニモノなのか…?
この不思議な世界はいったいナンなのか

…いろんな謎がこれからどんどん解き明かされていくとおもわれますが…
その一方でせーら自体この作品は一番のお気に入りだったので
オワリが近づいていることがとても淋しすぎます(T_T)

それからほんとうにあちらのほうのアップ久しぶりでトッテモウレシイデス(^^♪
緑の葉はアレカヤシでしょうか…?
重なった部分とそうでない部分の色の対比がとても綺麗で
全体に爽やかな初夏の風をたっぷりとカンジられてとても素敵な一枚ですね?

オニユリ(?)のほうはどぎつくなりそうなケバイ被写体に
可愛いお客様がいらしていてニッコリでしたね?
どちらもとても好きです(V)o¥o(V)

それでは土日を楽しみにお待ちしてます。

2008/07/23 (Wed) 23:13 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
星羅さん、おはようございます

最後の部屋の趣向、キーワードは「甘く危険な香り」
とでも言いましょうか、
今までのハード路線とはチョット違います。
でもある意味とっても危険かもしれません・・・???

三連休に撮りに行ってきました。
ものすごい日射しで少し日焼けしたかも・・・。
あの葉は、椰子だと思うんですけど何椰子かわかりません・・・(笑)
それにあの虫も、本当に隠れているつもりなのか、
動かずにいてくれたので助かりました。

2008/07/24 (Thu) 07:07 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土