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あなたの燃える手で

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死神イングリット

17
「どう? あたしの蜜は? 効くでしょう」
「あっ、あぁ~、いい~」
蜜を塗られた乳首から生まれる深く甘美な快感は、蘭の体を虜にしていくようだった。
「アナタに気持ちよくなってもらって嬉しいわぁ。でもまだこれからよ、蘭」
女が手をかざすと、蘭の張り付いていた蜘蛛の巣が傾き始めた。
「きゃぁ!」
蜘蛛の巣はそのまま90度傾き、床と平行になった。
蘭が女を見ると、何と彼女はその張られた蜘蛛の巣の上に立っている。
天井は闇夜のように暗くその高さはわからなかった。
「いやぁ、何?」
「言ったでしょう? これからだって……。蘭、アナタにもっと気持ちよくなって欲しいの。あたしのこの思いを受け取って」
女は器用に縄のような蜘蛛の巣の上を歩くと蘭に近付いた。
女の横にはいつの間にか燭台が1本立ち、5本の赤い蝋燭が灯っている。
部屋にと灯っている12本の燭台はそのままそこにある。今ここにあるのは13本目の燭台だった。
女はその中の1本の蝋燭を手に取ると、蘭に微笑みかけた。
「いっ、いやっ。やめてっ」
「大丈夫よ。心配しないで……」
女はゆっくりと手にした蝋燭を傾けた。1滴の赤い滴が糸を引いて蘭の腹に落ちた。灼熱の痛みの直後に、その1滴から快感が波紋のように広がった。
「気持ちいいでしょう? 蘭。もっと気持ちよくなって」
女は蝋燭を傾けたまま蘭に赤い滴を降らせた。
「あぁん、いやぁ、熱いぃ。あぁぁん、あぁ~あぁ~いい、あっ熱いっ」
「もっとよぉ、もっともっと気持ちよくなって蘭。この蝋燭はね、あたしの蜜を固めて作ってあるの。ほらっ、気持ちイイでしょう~」
「あぁ~いやぁ~、もうやめてぇ~」
「この1滴1滴がアナタへの思いよ。蘭、受け取ってあたしのこの思いを」
女は両手に蝋燭を持つとそれを傾けた。雨のような灼熱の蜜蝋が蘭の体に降りかかった。
「ひっ、いっ、いやぁぁ~」

その時3人の女の陰が部屋の隅に現れた。
「あらあら、いい格好ねぇ蘭ちゃん。またほじくってあげるわね。アソコを」
「また会えてこの子達も喜んでるわ。早く大きくなりたいって……」
「今日はこの鞭で、何処を打ってあげようかしら?」
3人は蘭の元に歩み寄り、磔になっている蘭を見下ろした。
「遅かったじゃない」
女が手をかざすと蜘蛛の巣が再び90度傾き、蘭の体を逆さにした。
「いやぁ、怖いぃ」
「大丈夫よ。落ちたくても落ちないから」
「さぁ、みんな。始めましょう」
4人の女たちは、蘭に妖しく微笑みかけた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土