死神イングリット
16
部屋に甘い香りが漂い始めていた。
それは灯された燭台の蝋燭からのものだった。
縄に張り付いたまま動けない蘭に、女が歩み寄った。
「アナタかわいいわね。あたしのタイプよ」
そう言って蘭の肩に両手を置くと、頬と頬をすり寄せるように自分の顔を寄せた。そして熱い吐息を蘭の耳に吹きかけた。
「……」
女は蘭の耳たぶを甘噛みした。そして舌先がわずかに耳たぶに触れた。
「あっ、……」
「ふふっ、なぁに? どうしたの?」
舌がふれた瞬間、甘いさざ波が蘭の耳から全身に伝わった。
「別に……」
「ねぇ、キスしていい?」
「いやっ、いやよっ!」
「そんなこと言わないで……蘭」
女は蘭の言葉が聞こえなかったかのように唇を寄せてきた。
「いやっ、やめてっ!」
硬く閉じた蘭の唇を女の舌が舐め回した。そこからさっきの甘いさざ波が広がっていく。
「んん~……、んっんっ」
口をかたくなに閉じたまま蘭が呻いた。甘いさざ波は甘い響きとなって、蘭の体に快感を生み始めていたのだ。
女は蘭の唇を解放した。
「もう、……そんなアナタも好きよ。蘭」
そう言いながら女の指が蘭の乳首を摘んだ。コリコリと指先で弄ばれた乳首はみるみるうちにシコり起っていく。
「あぁん、いやぁ」
「それじゃ、ココにキスさせて……」
女は口を開け紅い舌を伸ばした。蘭の乳首に舌先を近づけると乳首には触れず、舌先はその回りのピンクに色づいた乳輪に沿って、ゆっくりと円を描きながらジワジワと舐め始めた。
「あっ、あぁぁ~ん」
「んん? 乳首も舐めて欲しいでしょう? まだよ」
舌のふれたところからアノさざ波が広がり始めた。
「あたしの舐めたところから快感が生まれるでしょう。それは毒のせいよ」
「毒?」
「そうよ。あたしの体液が付いたところは全て性感帯になるの、たとえ肩でもね。ほらっ」
女が蘭の肩を舐め上げると、やはりそこからさざ波が広がった。
「それでこうすると……」
女が指先で舐めた肩に触れた。するとそこから甘美な快感が生まれる。
「わかった?」
「……」
女は自分の蜜壺に指を入れるとその指に蜜を絡め、蘭の乳首に塗り付けた。
そこからさっきの倍以上の快感が生まれていた。
部屋に甘い香りが漂い始めていた。
それは灯された燭台の蝋燭からのものだった。
縄に張り付いたまま動けない蘭に、女が歩み寄った。
「アナタかわいいわね。あたしのタイプよ」
そう言って蘭の肩に両手を置くと、頬と頬をすり寄せるように自分の顔を寄せた。そして熱い吐息を蘭の耳に吹きかけた。
「……」
女は蘭の耳たぶを甘噛みした。そして舌先がわずかに耳たぶに触れた。
「あっ、……」
「ふふっ、なぁに? どうしたの?」
舌がふれた瞬間、甘いさざ波が蘭の耳から全身に伝わった。
「別に……」
「ねぇ、キスしていい?」
「いやっ、いやよっ!」
「そんなこと言わないで……蘭」
女は蘭の言葉が聞こえなかったかのように唇を寄せてきた。
「いやっ、やめてっ!」
硬く閉じた蘭の唇を女の舌が舐め回した。そこからさっきの甘いさざ波が広がっていく。
「んん~……、んっんっ」
口をかたくなに閉じたまま蘭が呻いた。甘いさざ波は甘い響きとなって、蘭の体に快感を生み始めていたのだ。
女は蘭の唇を解放した。
「もう、……そんなアナタも好きよ。蘭」
そう言いながら女の指が蘭の乳首を摘んだ。コリコリと指先で弄ばれた乳首はみるみるうちにシコり起っていく。
「あぁん、いやぁ」
「それじゃ、ココにキスさせて……」
女は口を開け紅い舌を伸ばした。蘭の乳首に舌先を近づけると乳首には触れず、舌先はその回りのピンクに色づいた乳輪に沿って、ゆっくりと円を描きながらジワジワと舐め始めた。
「あっ、あぁぁ~ん」
「んん? 乳首も舐めて欲しいでしょう? まだよ」
舌のふれたところからアノさざ波が広がり始めた。
「あたしの舐めたところから快感が生まれるでしょう。それは毒のせいよ」
「毒?」
「そうよ。あたしの体液が付いたところは全て性感帯になるの、たとえ肩でもね。ほらっ」
女が蘭の肩を舐め上げると、やはりそこからさざ波が広がった。
「それでこうすると……」
女が指先で舐めた肩に触れた。するとそこから甘美な快感が生まれる。
「わかった?」
「……」
女は自分の蜜壺に指を入れるとその指に蜜を絡め、蘭の乳首に塗り付けた。
そこからさっきの倍以上の快感が生まれていた。