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あなたの燃える手で

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死神イングリット

14
蘭の蜜壺に入れられたナマコは大きくなり、もう腕と変わらないほどだった。
たとえ目は見えずとも、それくらいのことは判る。
それを見た触手の女の片腕が、蘭のアナルに細い触手を滑り込ませてきた。細く入れて中で大きく太くする気だ。
「いやぁ、あぁ~ん。いいぃ。感じるぅ~」
触手も腕のように太くなっていく。しかし蘭の体には苦痛より快感の方が大きかった。やがてナマコが引き抜かれ、女が蘭の首元でソレを握ると、無数のイボから媚薬がシャワーのように吹き出し、蘭の 赤く腫れ上がった体に流れていった。彼女は蘭の胸や背中に隙間なく媚薬を吹き掛けていった。
すると蛇の女がソレを掌で蘭の体に擦り込んでいく。ミミズ腫れの傷口から媚薬が染み込み、蘭の全身が強制的に敏感になっていった。
「体が敏感になっていくでしょう? この体を打つと……どうなると思う?」
床で赤い蛇がクネクネと動いている。
触手の女とナマコの女が蘭から離れると、赤い閃光が蘭の目の前で走った。
次の瞬間、蘭の脇腹に激痛が生まれた。
「きゃぁ! いっ、痛いぃー!」
再び蘭の体が仰け反り、吊られた両手を中心にクルクルと回る。
しかしその激痛は一瞬だった。媚薬を擦り込まれた体は、激痛を痛みからそのまま快感へと昇華していくようだった。
「どう? もっと打って欲しくなってきたでしょう?」
「あぁ~、なっ、何なの? これは……。凄く気持ちいい」
「ドンドン気持ちよくなるわよぉ。こうして打たれれば打たれる程ねっ。
ほらっ! もう1発いくわよぉ。ほらっ! ほらっ! ほらっ!」
鋭く空を切り裂いて、赤い蛇が連続で蘭に襲いかかった。体にミミズ腫れが1本ずつ増え、そこから媚薬が染み込んでゆく。
「あぁん! きゃぁ! いやぁ! やめてぇー!」
赤い鞭が肉を叩く音が、そして蘭の悲鳴が無情に石の壁にこだまする。
鞭打たれれば打たれるほど、高まる快感は止まるところを知らなかった。
「このまま、鞭で打たれながら逝くのよ! 逝くまで打ち続けてあげるわ」
「いやっ、いやっ、そんなのいやっ」
「でも、もう自分ではどうしようもないわよぉ、ここまで来たら……」
「そんな、いやぁ、こんなので逝きたくない、逝きたくないぃ」

(イングリット、何とかしてぇ、お願い。)
「私は何もしない。ただ見ているだけ。全ての選択肢はアナタにあります」
蘭の脳内にイングリットの声だけが響く。

「無駄よ、あたなはこのまま打たれながら逝くのよ。 ほらっ! ほらっ!」
鞭は執拗に蘭を打ち続け、打たれる蘭の体に快感を蓄積していくようだった。
「あぁっ、あぁ~、いやぁ逝きそうぅ、ホントに、ホントに逝きそうぅ~」
「ほらっ! もうスグねぇ。んん? ほらっ! ほらっ! ほらっ!」
「あぁ、逝くぅ、逝くぅ、いやぁやめてぇ! 逝っちゃうぅ~……」

その時、砂時計の砂が全て落ちた。女たちの気配が消え部屋が一瞬で沈黙につつまれた。両手が開放され、蘭が目隠しを取ると3人の女は消えていた。
「森山欄、時間よ。隣の部屋で休みなさい」

蘭の前にイングリット1人だけが立っていた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土