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あなたの燃える手で

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花散る午後

13
その部屋は8畳の和室だった。三方の襖は閉まり、庭に面した障子からは、柔らかな光が静かに影を落としている。その部屋の真ん中に敷かれた布団の上で、暫しの眠りから覚めた奈津子は、4人の生徒達と志帆の声を聞いた。
「どう? 具合は? 大丈夫?」
その声に奈津子は頭を持ち上げ起きあがろうとしたが、肩が浮いたところで優しく寝かしつけられた。
「あっ、あたし……」
「いいのよ。そのまま横になってて」
「でも……」
奈津子の目にうっすらと、さざ波のような天井の木目が映った。その天井を隠すように志帆の顔が目の前に現れた。
「奈津子さん。今日はみんなで……ねっ」
「えっ?」
その声がまるで合図だったように、4人の生徒達が奈津子に群がり、その服に手を伸ばした。
「いやぁ~、やめてぇ~」
「ふふふっ、ほらっ大人しくしてぇ。奈津子さん」
「好きなんでしょう? こんなこと、さ・れ・る・の・が」
「いやっ、いやよぉ。お願いやめてぇ」
4人はシャツのボタンを外すのももどかしそうに、奈津子の胸ぐらを掴むとそのまま左右に拡げ引きちぎった。ボタンがはじけ飛び、白いシャツの下から水色のブラに包まれた柔らかな谷間が晒け出された。
志帆はその奈津子の様を傍らで眺めている。
4人はワザと奈津子の手足を押さえず抵抗させていた。しかし8本の手に敵うはずもなく、4人は楽しむように奈津子を裸に剥いていった。
「いやっ、めやてっ、やめてくださいぃ」
「ほらぁ、暴れても無駄よぉ。奈津子さん」
シャツの胸元を合わせようと藻掻く奈津子の両手を引き離し、別の手が再びシャツを脱がしに掛かる。丸く光るような両肩が現れ、そこから袖を引き抜こうと強引に引っ張った。スカートは既に膝元までずり降ろされ、ブラとお揃いの水色のショーツが丸見えになっていた。
「いやぁ、みんなやめてぇ」
「裏返しにしたら?」
その様子を見ている志帆が指揮官のように冷静に言い放った。
「そうねぇ。そうしましょう」
奈津子は8本の手で俯せにされた。
「一人背中に跨って」
「それじゃあたしが……」
ややポッチャリとした百地恵美が奈津子の腰の上辺りに跨った。
「うっ、うぅっ、どいてっ。どいてっ百地さん」
「うふっ、動けないでしょう。奈津子さん」
そして再び志帆が口を開いた。
「みなさん。ゆっくり裸に剥いてあげて。そうしたら部屋の明かりを点けて、みんなで鑑賞会よ」

まな板の上の鯉となった奈津子を見下ろす4人に、好色な微笑みが広がった。

Comments 2

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2008/02/05 (Tue) 05:28 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
○○さんありがとうございました

油断大敵ですね (笑)

2008/02/06 (Wed) 22:13 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土