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あなたの燃える手で

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ブルーチョコレート


ブルーチョコレート


PROLOGU 
「ねぇ、ブルーチョコレートって知ってる? その名の通り、青いチョコレ
ートなんだけどね。それを食べるとぉ……、うっふふふっ、ちょっと大変な
ことになるんだ。えっ? 大変なことって、どんな風になるかって? それ
はね、ヤリたくてヤリたくて仕方がなくなるの。どんな女でもね……」

1 花梨編
朝のトーストを齧りながら、急いで玄関を出た。
ママチャリを夢の森駅の西口までダッシュで漕ぐ。
住宅街を抜け、朝の商店街を一気に突き進む。でもチェーンがキュルキュル
と鳴って、空気が半分抜けママチャリは、思ったようにスピードを上げてく
れない。それでもどうにかこうにか、駅前のバス停から夢校行きのバスに乗
ることができた。
運良く座れたあたしは、カバンの中に青いチョコの箱が入っているのを確か
めた。
「よし、これを昼休みに……」
あたしはチョコの隣に横になっていたスマホを取り出した。

あたしは桜庭レナ。『夢の森女子学園高校』通称 "夢校" の3年生。
今日はこのチョコを、親友の花梨に食べさせる予定。今日の昼休み、屋上に
来るように花梨にLINEを送る。
すぐに "了解" の返事が来た。

今日はいい天気。校舎の屋上もポカポカして、なんだか眠くなっちゃう。
花梨が来るまで、あたしはなんとなく校庭を眺めて、ボーっといしてた。
すると突然、後ろから目隠しをされた。急に真っ暗になった視界にビックリ
したけど、もちろん犯人は考えるまでもない。
「だぁ~れだ……」
「だぁ~れだ、じゃないよぉ~。花梨でしょう?」
あたしは花梨の小さな可愛い手を、目から外して振り返った。

屋上の風に踊るサラサラ長い髪が、あたしの目に飛び込んできた。
小さな顔にクリッとした大きな目、何かの花びらのような唇。それらはあた
し的にはどこか小動物を思わせた。顔に似合わない大きな胸はあたしより大
きい。多分、いやどう見ても90はあるはず。そこからくびれた腰、そして短
いスカートからは、形のいい脚がスラリと伸びている。

「どうしてわかったの」
「こんなことすんの、アンタしかいないでしょうが……。それに遅いよ花梨
時間無くなっちゃうじゃん」
「そんな大した用事でもないくせにぃ」
「まぁそうなんだけどね」
「で、なんなの?」
「あのね、これ、あげる」
あたしはポケットから青いチョコの箱を出した。中には青い紙で個包装され
た、胡桃より少し小さいチョコが10個並んでいる。
「チョコぉ?」
「うん。ブルーチョコレートっていうの」
並んだ一つを摘み上げると、それを花梨の掌に置いた。
「ブルーチョコレート? 聞いたことないんですけど……」
「青いチョコレートなんだよ」
「本当にぃ?」
花梨は興味津々といった丁で、包み紙を開いた。
「ホントだぁ~青ぉ~い。映えるね。美味しそぉ~」
「後で食べてね」
午後の授業が始まりそうで、あたし達は急いで教室に戻った。
でも今食べれば、放課後にはもう花梨はムラムラが限界のはず……。

目的は達した。あとは放課後、花梨と楽しむだけだ。うっふふふっ。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土