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あなたの燃える手で

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小料理屋の二階

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あたしのクリちゃんに、女将さんの舌が襲いかかった。もちろん片手の指先
は、奥のあそこをクリクリしながらだ。

それは今までの快感が二倍になって、それがそのまま続いていくような、そ
んな気持ち良さだった。これはもう縛られていなくても、あたしはきっとこ
の快感に縛られていただろう。
しかも女将さんはその快感を絶妙にコントロールできるようで、強からず弱
からず、逝きそうで逝けない、逝けなそうで逝きそうな、そんなギリギリの
ラインを保っているのだ。
だからあたしはその逝きそうで逝けない、快感の波間をフワフワと海月のよ
うに漂い続けるしかないのだ。

「あぁぁ~だめぇぇ~、そんなの、そんなのだめぇぇ~、逝っちゃうっ、逝
っちゃうっ、そんなのすぐ逝っちゃうっ、あぁ~逝くっ、逝く逝くぅぅ~」
「逝きそうねぇ~、ホントに逝きそう。ほらっ、ほらっ、ほぉぉ~~らっ」
「はぁぁ~、そう、そこっ、そこっ、そこそこっ。あぁ~だめ逝くぅぅ~」
「そうねぇ、ここでしょう、ここ……。ほらっ、まだまだじっくり、じっく
り、じっくぅ~り」
「いやぁぁ~、もう、もう逝かせてっ、お願い逝かせてぇぇ」
「逝きたい? 逝きたいわねぇ~、女なら誰でも逝きたい」
「そうよ……、わかってるなら逝かせてっ、逝かせてよぉぉ~」
「わかってるから逝かせないの。ほらっ、まだク~リク~リするわよぉ~」
「はぁぁ~、逝くっ、逝くっ、逝く逝く逝くぅぅ~」
「んん~辛い、辛い辛い、辛いわねぇ~。ホントならもうとっくに逝ってる
はずなのに……。だから余計辛い。さぁ、もっと辛くなるように、クリちゃ
んもペロペロしましょうねぇ~」
女将さんは空いている手でクリちゃんの皮を "クルッ" と剥きあげると、丸
裸になったクリちゃんを、尖った舌先でチロチロ嬲り始めた。
その時にはもう、あたしは時間の感覚を失くしていた。

「それじゃそろそろ、逝かせてあげましょうね」
「ホント? あぁ嬉しいぃ、嬉しいですぅ」
「ほぉ~らっ、ここを、こうでしょう? こう」
「そう、そうそう、あぁぁ~いいぃ~、逝くっ、それ逝くっ、逝く逝くっ」
「いいのよ、逝きなさい、逝きなさい久留美……」
「はい、はい、あぁ逝くっ、逝きます、逝きます、あぁぁ~逝っくぅぅ~」

その瞬間、あたしは大きな波に飲み込まれ、巻かれて揉まれて、気がつくと
布団に寝かされていたのです。
横には女将さんが添い寝をしてくれていて、どこか昔感じた母の優しさを思
い出しました。
「可愛かったわよ。久留美ちゃん」
「えっ……?」
「久留美ちゃんの逝き顔……、とっても可愛かった」
「もう、女将さぁん」
「うっふふっ。またいらっしゃい。たっぷり可愛がってあげるから」
「はい……」

あたしは素直に、そう返事ができるようになっていました。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土