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あなたの燃える手で

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小料理屋の二階

21 
「女王様とは違いますもんね、女将さん」
「そうね、女王様が熟女になってベテランになった。それがあたし……」

「えっ……?」
「その女王様はレズだったの。物心ついた頃から女しか愛せない根っからの
レズビアン。何人もの女と体を重ねて……。持って生まれたS性からSMへの
目覚めも早かったわ」
「それが、女将さん……?」
「そうよ。SMプレイと言われるものが全てやり尽くしたわ。そうしてたど
り着いたの。自分の一番したいプレイに」
「それって?」
「一言で言うなら "焦らし" かしら。女の一番欲する絶頂、それを奪って楽
しむの。もちろん羞恥に晒してね」

女将さんは膝を折り畳んだあたしの足を開くと、上にのし掛かってきた。
「お、女将さん……」
「大丈夫よ、久留美。あたしは女の体を熟知している。深く深くあなたを愛
しながら、いっぱい虐めてあげるわ」
女将さんはすぐに唇を重ねてきた。あたしの唇が開くと、生暖かい舌が滑り
込んで、歯茎まで舐め回してきた。

「可愛い、可愛いわ久留美。あなたをあたしの奴隷にしてあげる」
「そんなっ」
「んん? なぁにぃ? いやなのぉ?」
「っていうか……」
「あたし無しじゃいられない体にしてあげるわ。じっくりと、深く濃くあた
し色に染めてあげる」

そう言われて感じたのは "嬉しさ" だった。奴隷にするとか、あたし色に染
めるとか、そこにあたしの気持ちが入る隙間はない。全部女将さんの独りよ
がりだ。でもあたしはそれが嬉しかったのだ。それはあたしがMに他ならな
いからだろろう。
もしかしたらあたしは、流れ着くところに流れ着いたのかもしれない……。

女将さんの唇が、あたしの乳首を吸い上げた。強く弱く優しく吸い上げら
れ、あたしの乳首はあっという間にグミのようになった。
「んん~ん、あぁぁ~ん」
「うっふふふ。もうこんなにコリコリになって、敏感ねぇ」
女将さんはあたしの二の腕を少し押し上げると、脇に強引に頭を入れ、脇の
下を舐めてきた。
「あっ、あぁぁ~ん、だめっ、そんなとこ、だめぇぇ~」
でもそう言いながらも、最初はくすぐったかった舌先が、いつしかそこに快
感を生み出していくのだった。
「どうぉ? いいでしょう。舐め方一つでこんなに違うのよ」
「ホ、ホントに、違う……」
ゆっくりと、ねっとりと、くすぐるだけではないその舐め方に、あたしは感
じていた。脇の下がこんなに感じるなんて……。思っても見なかった。
そして女将さんの舌は、下半身へと降りてきた。
「さぁ~、おま◯こ。じっくりと虐めてあげましょうね。逝くに逝けない生
殺しで……。辛いわよぉ~、うっふふふっ……」

その女将さんの声は、魔女の声を思わせた。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土