バラ屋敷の人々
3
ミラはうつ伏せになったデイジーの両手を、バンザイするように上に上げる
と、彼女の脇の下に頭を入れた。
ミラの舌が、デイジーの脇の下をチロチロとくすぐる。デイジーはミラに体
重を預けられて動けない。
「あぁぁ~ん、そんなっ、だめっ、くすぐったいよぉ~」
「くすぐったい? そう、それじゃ、こんなコトされたらぁ?」
ミラは顔を上げると、デイジーの左右の脇に両手の指先を滑り込ませた。
そして指先を動かす。しかしデイジーが反射的に脇を閉め、ソコに指を挟み
込まれ上手くいかない。
そこでミラは、デイジーの右手を頭の上に引っ張り上げ、その手首を左手で
掴んで押さえ込んだ。そうしておいて空いている右手をパックリと開いた脇
の下に入れた。もちろん体重は掛かっており、うつ伏せのデイジーに自由は
ない。
「うっふふ。動けないでしょう。もうどうしようもないわねぇ。ココをこう
やって、じっくりくすぐりましょうねぇ」
脇の下に入ったミラの右手は、フェザータッチのままゆっくりと動いた。
なまじグリグリとくすぐられるより、こっちの方が数倍辛い。
「あぁぁ~ん、だめっ、こんなの、こんなのだめぇ~」
「ほぉ~らっ。そぉ~っとサワサワしてあげる。ほらっ、ゆっくりと……」
「ひぃぃ~、だめっ、あぁいやっ、ごめんなさい、ごめんなさぁぁ~い」
「なに謝ってるの? 謝るコトなんてなんにもしてないじゃない。んん?」
また指先がサワサワと、反応のイイところを探すように動いていく。
「はぁぁ~だめっ、そんなっ、そんなぁぁ~、ひいぃぃ~」
"一番くすぐったい場所、触られたくない場所" を見つけられたのか、デイ
ジーの全身がガクガクと震えた。その力強さは、上に乗ったミラを波うたせ
るほどだった。しかしミラにとってソレは、心地よいマッサージの振動とな
って届いた。
「んん? ココをが堪らないのね。たっぷりコチョコチョしてあげるわ」
「あぁん、ソコはだめっ、だめぇぇ~、赦してっ、ソコは赦してぇぇ~」
「だめよぉ~。そんな言い方じゃだめ。赦してあげない」
「えぇ? なんて、なんて言えば……、ひぃぃ~、だめっ、だめぇぇ~」
「なんて言えばイイと思う? 自分で考えてごらんなさい。ほぉ~らっ」
「そんなっ、勉強みたいに……」
「そうよぉ、だって家庭教師だもん。ちゃんと教えないと、ねぇデイジー」
ミラの指先は、他の場所には目もくれず、その一点を徹底的にくすぐる。
「あぁぁだめっ、だめだってばぁぁ~、もうだめっ、もうだめよぉぉ~」「ほらっ、考えて言ってごらんなさい。なんて言えばあたしが止まるか」
「やめてミラ、お願いだからもうやめてっ」
「違うわねぇ~。間違えたら罰として、こうよっ……。ほぉ~らっ」
ミラの指先に僅かに力が加わり、刺激が強まった。
「ヒィぃぃ~、そんなっ、もうだめっ、もう限界ぃぃ~」
「限界なら早く正解しないと……、正解しないと終わらないわよ」
「わ、わかりました。じゃぁ、やめてください、お願いします」
「それも違うわね」
「えぇっ、分かんない。もう分かんないよぉ~」
「もう降参?」
「とっくに降参してるよぉ~」
「そう、ソレじゃ教えてあげましょうか。こういう時はねぇ、 "お赦しくだ
さいミラ様" って言うのよぉ」
「お、お赦しくださいミラ様ぁ」
「もう遅いけどね」
「遅い……?」
デイジーはミラの下で、目を丸くして驚いた。
ミラはうつ伏せになったデイジーの両手を、バンザイするように上に上げる
と、彼女の脇の下に頭を入れた。
ミラの舌が、デイジーの脇の下をチロチロとくすぐる。デイジーはミラに体
重を預けられて動けない。
「あぁぁ~ん、そんなっ、だめっ、くすぐったいよぉ~」
「くすぐったい? そう、それじゃ、こんなコトされたらぁ?」
ミラは顔を上げると、デイジーの左右の脇に両手の指先を滑り込ませた。
そして指先を動かす。しかしデイジーが反射的に脇を閉め、ソコに指を挟み
込まれ上手くいかない。
そこでミラは、デイジーの右手を頭の上に引っ張り上げ、その手首を左手で
掴んで押さえ込んだ。そうしておいて空いている右手をパックリと開いた脇
の下に入れた。もちろん体重は掛かっており、うつ伏せのデイジーに自由は
ない。
「うっふふ。動けないでしょう。もうどうしようもないわねぇ。ココをこう
やって、じっくりくすぐりましょうねぇ」
脇の下に入ったミラの右手は、フェザータッチのままゆっくりと動いた。
なまじグリグリとくすぐられるより、こっちの方が数倍辛い。
「あぁぁ~ん、だめっ、こんなの、こんなのだめぇ~」
「ほぉ~らっ。そぉ~っとサワサワしてあげる。ほらっ、ゆっくりと……」
「ひぃぃ~、だめっ、あぁいやっ、ごめんなさい、ごめんなさぁぁ~い」
「なに謝ってるの? 謝るコトなんてなんにもしてないじゃない。んん?」
また指先がサワサワと、反応のイイところを探すように動いていく。
「はぁぁ~だめっ、そんなっ、そんなぁぁ~、ひいぃぃ~」
"一番くすぐったい場所、触られたくない場所" を見つけられたのか、デイ
ジーの全身がガクガクと震えた。その力強さは、上に乗ったミラを波うたせ
るほどだった。しかしミラにとってソレは、心地よいマッサージの振動とな
って届いた。
「んん? ココをが堪らないのね。たっぷりコチョコチョしてあげるわ」
「あぁん、ソコはだめっ、だめぇぇ~、赦してっ、ソコは赦してぇぇ~」
「だめよぉ~。そんな言い方じゃだめ。赦してあげない」
「えぇ? なんて、なんて言えば……、ひぃぃ~、だめっ、だめぇぇ~」
「なんて言えばイイと思う? 自分で考えてごらんなさい。ほぉ~らっ」
「そんなっ、勉強みたいに……」
「そうよぉ、だって家庭教師だもん。ちゃんと教えないと、ねぇデイジー」
ミラの指先は、他の場所には目もくれず、その一点を徹底的にくすぐる。
「あぁぁだめっ、だめだってばぁぁ~、もうだめっ、もうだめよぉぉ~」「ほらっ、考えて言ってごらんなさい。なんて言えばあたしが止まるか」
「やめてミラ、お願いだからもうやめてっ」
「違うわねぇ~。間違えたら罰として、こうよっ……。ほぉ~らっ」
ミラの指先に僅かに力が加わり、刺激が強まった。
「ヒィぃぃ~、そんなっ、もうだめっ、もう限界ぃぃ~」
「限界なら早く正解しないと……、正解しないと終わらないわよ」
「わ、わかりました。じゃぁ、やめてください、お願いします」
「それも違うわね」
「えぇっ、分かんない。もう分かんないよぉ~」
「もう降参?」
「とっくに降参してるよぉ~」
「そう、ソレじゃ教えてあげましょうか。こういう時はねぇ、 "お赦しくだ
さいミラ様" って言うのよぉ」
「お、お赦しくださいミラ様ぁ」
「もう遅いけどね」
「遅い……?」
デイジーはミラの下で、目を丸くして驚いた。