2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

白い魔女 7

11 
夢の森病院婦長 御堂雪絵には、今まで何人か関係を持った患者達がいた。
彼女達は病院という聖域で行われる淫らな行為に溺れ、その快感と背徳感に
包まれ堕ちていった。
しかし誰もが口が硬く、雪絵とのコトを口外するものはいなかった。
そして今、そんな女達の一人になり得る患者が、御堂の前に現れた。

彼女の名前は『松田美緒』年齢は今年35歳になる普通の会社員だ。
美緒が女性器の痒みを訴え、この病院に来たのは一月前くらいだろうか。
総合受付の前で、泌尿器科の場所を雪絵に聞いたのが、初めての出会いとな
った。

彼女を見た瞬間、雪絵の中で何かが "ドロッ" と糸を引いて生まれた。
それは美緒の持っている、女を惹きつける色香によるものなのか、はたまた
自身の肉欲なのかは分からない。
しかし、雪絵が彼女に惹かれたのは間違いようがなかった。
その日から、何度か泌尿器科の前で彼女を見かけることがあった。
真冬に比べれば、幾分薄着になってきた今日この頃ではあるが、体の線がう
かがえるほどの薄着にはまだほど遠い。しかしそれでも、大きな胸の膨らみ
と、スカートの裾からのぞく足首からふくらはぎへの線が、その脚線が綺麗
であろうコトは想像がついた。
首元に掛かるフワリとカールした黒髪が、クリッとした目の童顔に似合って
いる。ポッテリとした唇は赤く、可愛い鼻が真ん中にチョンと付いていた。
女性らしい穏やかな声と控えめな話し方、そして大人しく順番を待っている
その姿は、雪絵でなくとも従順そうなM女を思わせるだろう。

彼女の前を通る度、雪絵はついつい想像してしまう。
体は敏感だろうか。乳首やアソコの色は。性感帯はどこだろう。
見る限りとても性に奔放そうには見えない。しかしだからこそ、それらの想
像はイケナイ妄想へと繋がっていく。

ベッドで動けずにいる美緒に、雪絵は自分の唇を近づける。しかし美緒は首
を振って嫌がる。そんな顔を両手で挟み込み、無理やり唇を重ねるのだ。
「言うこと聞かないと、痛い注射するわよ」
泣き出しそうな童顔に、ついそんな口調になる。
「一番恥ずかしいところを見せて……」
その言葉に、美緒は全身で拒絶しもがく。しかしそれらは全て徒労に終わる
のだった。

そんな妄想を繰り返す雪絵に、神の奇跡か悪魔の巡り合わせか、泌尿器科の
看護師が、家族の不幸で暫く休む。という事態が発生した。
言うまでもなく、雪絵は自ら泌尿器科の穴を埋めるべく立候補した。婦長の
激務に加え、穴埋めまで……。雪絵のその行動を誰もが称え、頭を下げた。
そうして雪絵は守備よく、泌尿器科に臨時配属されたのだった。

泌尿器科に来て雪絵が最初にしたコト、それは美緒の受診日の確認だった。
それは予約シートから、1週間後であるコトが簡単に知れた。
配属が決まると、雪絵は美緒のコトを院長の真弓に相談した。
「そうなの。でも上手くいくかしら」
「いくわ、P.Mがあれば。」
「使いたいのね、そのMちゃんに。虐めたいんでしょう」
「まぁね。だってアレの効果は証明済みでしょう。この体で……」
「確かに……。いいわ、1週間後、その彼女には検査入院というコトで、入
院してもらう旨を連絡して……。後はあなたが上手くやりなさい」

 ありがとう真弓。たっぷり楽しませて貰うわ。


Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土