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あなたの燃える手で

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ママと麗子の二人旅

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"百合と柘榴の間" 。女将は麗子の前で背を向けて全裸になった。
「どこでもお気の済むまで、お触り下さいませ」
麗子は女将の肩に置いた両手を、二の腕へと滑らせた。

「まぁ、思った以上にスベスベね。それにしっとり吸い付くようだわ」
そのまま手首まで手を滑らせると、指を絡ませて手を握った。
「まぁ、冷たい手ね……」
「手が冷たい人は心が温かいと申します」
「まぁ……。さっ、こっち向いて頂戴……」
麗子は絡めた指を離すと、女将をクルリと回すように肩を押した。
そして正面から改めて女将の全身を眺めた。

アップにした髪は色っぽいうなじを惜しげもなく見せ、細く長い首はなだら
かな肩へと繋がる。豊かな胸は若い頃の張りは失いつつも、まだその弾力を
失ってはいないようだ。先端の蕾は大きく、さすがに色素の沈着が見られ
る。腰はしっかりとくびれ、お尻は妖艶なまでに女らしく、そこから生える
二本の脚線は、太腿から足首にかけ緩やかな逆三角形を形作っている。

「女将、あなた幾つになるの?」
「もうすぐ五十路に差しかかろうとしております」
「まぁ、そうなの」
まさか自分よりも五つ近く年上とは……。
「どう見ても四十代前半にしか、ううん、もしかしたら三十代後半って言う
人もいるかも……」
「それもブルームーンのオイルやローション、化粧水のおかげですわ。それ
に、氷見川様もとってもお綺麗でございます。わたくしなど……」
「もう、嬉しいコト言ってくれるのね」
麗子は女将に顔を寄せるとキスをした。キスといっても、唇が触れるだけの
軽いキスだ。しかし二つの唇の距離は、まだ数センチを保ったままだ。
すると今度は女将がそのキスを繰り返した。両手は麗子の腰に回っている。
そして数回唇が触れ合うと、どちらともなく唇が開いた。互いの吐息の中か
ら濡れた舌が僅かに伸び、舌先が触れ合った。
舌先は舌先を舐め、やがて女将の舌が長く伸びると、ナメクジのように麗子
の舌を這った。
麗子も女将の背に両手を回し、舌を差し込んだ。
二枚の舌は互いに舐め合い、吸い合い、唇を舐め、歯茎をも蹂躙した。
「氷見川様、寝室へ……」
「あらっ、あんまりゆっくりしていると良子が戻ってくるわよ」
「大丈夫で御座います。加納様はヒメユリがお相手しておりますから」
「ヒメユリ?」
「はい。ウチの可愛いキャストに御座います。十分に変態で御座いますが」
「まぁっ。それじゃ彼女喜んでるかもね。あの人可愛い子が大好きだから」
「それは宜しゅう御座いました……。ですので、わたくしたちはここでゆっ
くりと楽しめるかと……」
「嬉しいわ、女将。あなたの体を堪能させて頂戴……」
「はい。わたくし身も心も、氷見川様にお仕え致します。何なりとお申し付
け下さいまし」
「女将、あなた……、M?」
「正確には "S&M" でございましょうか……。Mの時はどこまでも従順にど
んな責めでもお受けし、Sの時にはネチネチと苦痛と快楽を与え、じっくり
と責め込むのが好きで御座います」
「その辺はあたしと同じね。もっともあたしはSだけど……」
二人は揃って寝室に入った。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土