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あなたの燃える手で

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ママと麗子の二人旅

3
z「大浴場は一階に御座います」
「良子、先に行ってて。あたしは蜜百合さんに館内を案内して貰うから」
その意味を察し、良子は浴衣を持つと大浴場へと向かった。

"百合と柘榴の間" その純和風な空間で、麗子は女将と二人きりになった。
「蜜百合さん、とっても肌が綺麗なのね……」
女将はかしこまったように頭を下げた。
「氷見川様。蜜百合ではなく、女将で結構で御座います」
「分かったわ」
「はい。それに氷見川様。あのエステ界最大手、ブルームーンの氷見川麗子
様とお見受け致しましたが……」
「そうよ。名前が珍しいから、バレちゃったかしら」
「いいえ、わたくしもブルームーンの信奉者で御座いまして、長年使わせて
頂いております。おかげで肌の調子も良く……。そうそう、この間の雑誌の
対談も、拝読させて頂きました」
「あらっ、それじゃあたしにとっても大切なお客様ね」
「いえいえ、決してそのような……。やはり仕事柄、女の肌には目がいくも
のかと。敬服致した次第で御座います」
「そうね、あなたのような綺麗な肌は特に……。触って見たくなるわ」
麗子はネットリとした視線で、女将の白い腕を見た。
そんな麗子を、女将は絡みつくような視線で見つめ返した。
「わたくしで宜しければ……。どうぞ」
女将は麗子との距離を縮めると、右手を差し出した。
そんな女将の着物の袖を、麗子は肘近くまで押し上げた。
「まぁ、綺麗。この綺麗な肌がウチの商品を使っていると思うと、作りがい
があるというか、嬉しくなるわ」
「そんなにお褒めいただいて、恐縮で御座います……」

女将と麗子。絡み合う女同士の視線は、その粘り気を増していく。
そんな小さな沈黙の中、口を開いたのは女将だった。
「宜しいんですか?」
「えっ……?」
「腕だけで宜しいんですか? わたくし、ブルームーンの全身オイルも使っ
ておりますが、その効果もお確かめになりますか?」
「そうね、是非確かめたいわ……」
麗子の手が女将の腕をスベスベと撫でる。
「では……」

女将は麗子に背を向けると、帯紐をスルスルと緩め帯を解いた。
足袋をはいた足元に、解かれた帯がポトリと落ちる。女将が着物を一枚ずつ
脱いでいくと、それは帯の上に折り重なり山になっていく。その山がパサリ
と崩れたとき、女将は全裸になっていた。

「まぁ、綺麗な背中。本当に羨ましくなる肌ね」
そんな褒め言葉を、女将は背中で聞いた。
「そんなっ、氷見川様……。もったいのう御座います」
「あらっ、本心から言ってるのよ。だって本当に綺麗だもの。まるで陶器の
ように白くて艶があるわ。きっとスベスベなんでしょうね」
麗子は女将に近づき、後ろから両手を肩に掛けた。
「どうぞ、お確かめになって下さいまし」
「いいの?」
「もちろんでございます。どこでもお気の済むまでお触り下さいませ」
「それじゃ遠慮無く……」
麗子は肩に置いた両手を、二の腕へと滑らせた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土