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あなたの燃える手で

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マリアのお留守番

12
マリアがテーブルに付くと、響子が注文を取りに来た。
「マぁ~リア。久しぶり……。ママが厨房で待ってるよ」
響子に促され、マリアは厨房へと向かった。

マリアの親友『響子』は、アマデウスでバイトをしている女子大生だ。
小さな顔にショートに決めたボーイッシュな髪型。理想的なラインを描く
ウエストに引き締まったヒップ。そこから伸びるスラリとした長い脚とそ
の脚線美は、長年続けているクラシックバレエの賜物か。
響子は自分でもこの脚が気に入っており、ミニスカートを好んで履く。も
しかしたらそれは、ご自慢の脚線を見せつけているのかもしれない。
クリッとしたマリアの目とは対照的に、響子の目は切れ長タイプだ。唇も
キュッと引き締まり首も長い。こんな響子がランウェイを歩いたらきっと
似合うに違いない。
コンプレックスは胸がやや小さいことくらいだろうか。
性格的にはSで、ママやマリアをヒーヒー言わせるのが大好きだ。

「ママさぁ~ん、こんにちわぁ」
「あらぁ、マリアちゃん。久しぶりねぇ。元気だった……?」
「はい。ホントにお久しぶりです。元気でしたよ」
「麗子がいない間、いつでも来ていいのよ。コッチは大歓迎なんだから」
「そうだよマリア、いつでも来て……」
「はい。ありがとうございます」

アマデウスのママ、加納良子は麗子と歳の近い四十代だ。
麗子とも仲がいいが、特にマリアがお気に入りだ。ママとバイトの響子と
マリアと麗子、この4人は言うまでもなく女同士の関係だ。
日本人離れした顔立ちの良子は、その妖艶さは群を抜いたものがある。
スラリと背の高い響子とは対照的に、体型は中肉中背。柔らかく丸みを帯
びた女性らしい曲線は、どこか粘着質なオーラを漂わせている。
性格は基本的にMだが、マリアにだけはSに変身する。
マリアからは『ママさん』。響子からは『ママ』と呼ばれている。

「そうだ。お昼まだでしょう? 食べていきなさいね」
「あぁ、はい……」
「なんにする? なんでもママのおごりだよ」
「うん。でもぉ、なんかいつもいつも悪るくてぇ」
「あらぁ、いいのよ。マリアちゃん。いつも楽しませて貰ってるんだし」
「そうだよ。高いの食べちゃいなよ……」
「いいんですかぁ?」
「いいわよ。遠慮しないで……。そうそう、今夜ウチにいらっしゃい。良
ければ泊まってもいいから」
「ほらきた。早速ママのお誘いだよ」
「麗子がいない時ぐらい泊まってらっしゃいな。朝までずぅ~っと可愛が
ってあげるわよ」
「そんなっ、ママさん……」
「コレは絶対行かなきゃ……。ねっ? ママ」
「そうよ。絶対来て貰うわよ。ううん、もう逃がさないんだから……。響
子ちゃん、ちゃんと捕まえといてよ」
「はぁ~い。うわぁ、大変だマリア。今夜はママの奴隷だよ」
「奴隷って……、そんなっ、響子ぉ~」
「あらっ、その通りよ。今夜マリアちゃんはあたしの奴隷。たっぷり可愛
がってあげますからね。楽しみにしてなさい……」

その日店を閉めると、3人はママのマンションへと向かった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土