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あなたの燃える手で

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マリアのお留守番

10
「もっと感じて苦しんで、生殺しにのたうち回ってあたしを楽しませて」
「はい、はい……」
「イイ子ねぇ、マリアは。さぁ、気の遠くなるほど生殺しにしてあげる」

麗子は腰を動かしマリアのスポットを擦り続け、右手の中指でアナルのス
ポットをグリグリと責め続けた。
マリアが逝きそうになる度に動きを緩め、また強めては絶頂へと誘った。
「はぁぁ~、もう、もう逝かせて下さい」
「そうね、明日のこともあるし、今日はコレくらいで赦してあげるわ」
「あぁ、嬉しい……。ありがとうございます」
「それじゃ、逝かせてあげましょうね、マリア。あなたのエクスタシーを
全部あたしに見せて。その声も、ココの締まりもお尻の締まりも全部あた
しの前に晒しなさい」
「はい……、はい。どうぞあたしの逝きっぷりを、そこからお楽しみ下さ
いませ、麗子様」
「そうね。そうさせて貰うわ。それじゃ、ほぉ~らっ、おま○この奥とア
ナルのココを一緒に……。ほらっ、ほぉ~らっ、ほらほらほらっ」
「ひぃっ、ひぃぃ~凄いっ、気持ちイイィ、気持ちイイィ、あぁぁ~逝く
っ、逝くっ、あぁぁ~麗子様逝きますぅ~、逝くぅ、逝くぅ、あぁ逝く
っ、逝く逝く逝くぅぅ~、あぁぁぁ~いっくぅぅぅ~」
マリアの体が、大波にさらわれたように浮き沈む。大小の痙攣を繰り返
し、意識が遠のいても、快感は長い余韻を引いているようだった。
マリアはベッドにグッタリと横たわり、荒い呼吸を繰り返していた。

翌日。
旅支度を終えた麗子は、マリアと迎えの車を待っていた。
「いよいよですね、麗子様」
「そうね。一ヶ月のお別れよ、マリア」
「はい……」
扉の向こうで控えめなクラクションが聞こえた。どうやら迎えの車が来た
ようだ。
「それじゃ行ってくるわね。お留守番お願いね」
麗子は靴を履くと、マリアに振り返った。
「はい。お任せ下さい麗子様」
マリアもサンダルを履くと、麗子と向き合った。
「ホントに大丈夫? なんだか心配だわ……」
「大丈夫です。どうぞ安心してパリへ。麗子様」
すると麗子がマリアを "ギュッ" と抱きしめた。
マリアも麗子の背中に両手を回す。
二人はごく自然に唇を重ねた。二枚の舌が伸び、ネットリと絡み合う。互
いの口を行き来しながら、味わうように舐め合った。
「あっ、麗子様。口紅が……」
マリアが慌ててハンカチを出す。
「大丈夫よ。車で直すわ……。そうそう、良子にもあなたのこと頼んでお
いたから。何か連絡があるかもしれないわ」
「ママさんに……。分かりました」
「じゃあね。行ってくるわ」
「はい。行ってらっしゃいませ。麗子様」
マリアは深々と頭を下げた。

頭を上げた時、ソコに麗子はいない。静かに閉まった玄関のドアが、心な
しか滲んで見えた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土