花乃杜病院
30
院長はワゴンから幾つかの媚薬を取り出し始めた。
「これは血行促進、性欲増強。これは催淫効果で体が火照りだすヤツ。そ
してこっちは、自律神経を直撃して性的興奮が爆発するヤツ」
院長の説明と共に、ワゴンの上に数種類の媚薬が並べられていく。
錠剤、カプセル、軟膏。点眼薬のような容器に入った液状のもの。しかし
時江が気になっているのは、由美が点滴の準備を始めたことだ。
病室の片隅から、ヒトデのような足にタイヤが付いた点滴スタンドがベッ
ドの横まで転がされ、スタンドが上に伸ばされた。
「それって、点滴……? ですか?」
「そうよ。媚薬点滴。点滴で媚薬を体に流し込むの」
左右に伸びたフックに点滴の袋が掛けられた。
「そんなことして、対丈夫なんですか?」
「安全だから安心して。それにあなたは怪我をしただけ、身体は健康その
ものなんだから。余計大丈夫」
点滴に透明なビニールチューブが繋がれ、フックに掛けられた。
チューブの途中には流れを止めるストッパーが付いている。
「何か怖い……、です」
「大丈夫よ。普通は生理食塩水かブドウ糖液だけど、これは最初から媚薬
が混ざってるの。因みにこれはブドウ糖液だけどね」
院長はそんなことを言いながら点滴のスタンドに近づいた。
「媚薬がもう入ってる……、点滴……」
由美が最後にチューブの先に点滴用の針を取り付ける。
「これでセット完了ね。後は時江さんにチューブを繋いで、このストッパ
ーを開けば媚薬が流れ込むわ……。由美、いいわよ」
「はい。時江さぁ~ん、ちょっとチクッとしますよぉ~」
「えっ? あのぅ……」
そんな時江の戸惑いを余所に、血管を正確に捉えた針は、右手首にスーと
入っていく。
「あっ」
「はぁ~い、動かないでくださぁい」
由美はそう言って、テープで針とチューブを手首に固定した。余裕を持っ
てテープを切ると、それをポケットに仕舞う。
「準備が出来たら点滴始めていいわよ」
「はぁ~い。それじゃ媚薬点滴スタートしまぁす」
由美がチューブの途中にあるストッパーを開くと、ポタリポタリと点滴が
始まった。
院長はチラリと時間を確認する。
それは中身が媚薬というだけで、見た目は通常の点滴と全く変わらない。
「先生、コレって……、結構で効くヤツですよね」
「そういうこと言わないの。時江さんが怖がるでしょう」
「はぁ~い」
「少量で効く媚薬をこんなに……?」
「だから大丈夫よ。心配しないで」
「でもぉ……」
「さぁて……、次はと……」
院長と由美は、M字に拘束された時江の股間を覗き込んだ。
「うっふふ。完全に丸見えですね、院長」
「そうね、この恰好なら好きなだけ嬲れるわ」
すると院長は、ワゴンに並んだ媚薬から、ピンク色の容器を摘み上げた。
「これにするわ」
「それって……?」
「おま○こ専用の媚薬よ。ほらっ、中身も可愛いピンク色なの」
院長はその軟膏を由美に見せると、ニヤリと嗤った。
院長はワゴンから幾つかの媚薬を取り出し始めた。
「これは血行促進、性欲増強。これは催淫効果で体が火照りだすヤツ。そ
してこっちは、自律神経を直撃して性的興奮が爆発するヤツ」
院長の説明と共に、ワゴンの上に数種類の媚薬が並べられていく。
錠剤、カプセル、軟膏。点眼薬のような容器に入った液状のもの。しかし
時江が気になっているのは、由美が点滴の準備を始めたことだ。
病室の片隅から、ヒトデのような足にタイヤが付いた点滴スタンドがベッ
ドの横まで転がされ、スタンドが上に伸ばされた。
「それって、点滴……? ですか?」
「そうよ。媚薬点滴。点滴で媚薬を体に流し込むの」
左右に伸びたフックに点滴の袋が掛けられた。
「そんなことして、対丈夫なんですか?」
「安全だから安心して。それにあなたは怪我をしただけ、身体は健康その
ものなんだから。余計大丈夫」
点滴に透明なビニールチューブが繋がれ、フックに掛けられた。
チューブの途中には流れを止めるストッパーが付いている。
「何か怖い……、です」
「大丈夫よ。普通は生理食塩水かブドウ糖液だけど、これは最初から媚薬
が混ざってるの。因みにこれはブドウ糖液だけどね」
院長はそんなことを言いながら点滴のスタンドに近づいた。
「媚薬がもう入ってる……、点滴……」
由美が最後にチューブの先に点滴用の針を取り付ける。
「これでセット完了ね。後は時江さんにチューブを繋いで、このストッパ
ーを開けば媚薬が流れ込むわ……。由美、いいわよ」
「はい。時江さぁ~ん、ちょっとチクッとしますよぉ~」
「えっ? あのぅ……」
そんな時江の戸惑いを余所に、血管を正確に捉えた針は、右手首にスーと
入っていく。
「あっ」
「はぁ~い、動かないでくださぁい」
由美はそう言って、テープで針とチューブを手首に固定した。余裕を持っ
てテープを切ると、それをポケットに仕舞う。
「準備が出来たら点滴始めていいわよ」
「はぁ~い。それじゃ媚薬点滴スタートしまぁす」
由美がチューブの途中にあるストッパーを開くと、ポタリポタリと点滴が
始まった。
院長はチラリと時間を確認する。
それは中身が媚薬というだけで、見た目は通常の点滴と全く変わらない。
「先生、コレって……、結構で効くヤツですよね」
「そういうこと言わないの。時江さんが怖がるでしょう」
「はぁ~い」
「少量で効く媚薬をこんなに……?」
「だから大丈夫よ。心配しないで」
「でもぉ……」
「さぁて……、次はと……」
院長と由美は、M字に拘束された時江の股間を覗き込んだ。
「うっふふ。完全に丸見えですね、院長」
「そうね、この恰好なら好きなだけ嬲れるわ」
すると院長は、ワゴンに並んだ媚薬から、ピンク色の容器を摘み上げた。
「これにするわ」
「それって……?」
「おま○こ専用の媚薬よ。ほらっ、中身も可愛いピンク色なの」
院長はその軟膏を由美に見せると、ニヤリと嗤った。