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あなたの燃える手で

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波色のキス


トンビ浜は海岸線に沿って走る道がある。その道は海岸から3メートルほ
ど高くなっていて、海岸に降りるにはこの道の所々にある階段を使う。
この3メートルの高さは防波堤にもなっていて、階段の近くにはこの道を
くぐるトンネルもある。
あたし達はそのトンネルへと歩いた。

トンネルに入ってしまえばこっちのものだ。
今の二人はビキニにTシャツ。でも地元の人しか来ないようなこの浜に、
真昼の最も暑いこの時間、海に来るような人はまずいない。
トンネルから2~3メートル入ると、アンが壁に寄りかかった。
そんなアンの真正面にあたしが立つ。
誰もいない、誰も来ない海。トンネルを抜ける波音だけが、二人の耳に届
いていた。

「アン……」
「夏織……」
アンは黙ったまま熱くあたしを見て、その瞼を閉じた。
だからあたしも、瞳を閉じて唇を重ねた。
アンの両手があたしの腰を掴む。
あたしはキスをしながら、アンのTシャツの中に両手を入れ、Tシャツを
胸へと押し上げる。手が胸に届くと、今度はビキニをTシャツごと押し上
げて、大きな胸を露出させた。
柔らかくて大きな胸。その乳首はもう固く勃起している。あたしはもう一
度アンにキスをして、硬い乳首を指の間に挟んだ。
「アンの乳首、もうコリコリ」
そして指の間のコリコリとした感触を楽しむ。
「あぁん、もう……、夏織ったらぁ……」
「そんなこと言ってぇ、舐めて欲しいクセにぃ」
「う、うん……」
「ふっ、いいよ。舐めてあげる」
アンの硬い乳首を口に含むと、今度は舌で転がして楽しんだ。
乳児の頃の記憶だろうか、まるでグミのようなその感触は、なぜか安心感
すら覚える。
「あぁ~ん、感じちゃうよぉ。あぁっ、あぁぁ~んいいぃ~」
コリコリの乳首を前歯で甘噛みする。少しだけ痛いままにして、右手をビ
キニのパンツの中へと滑り込ませた。
「あぁっ……」
「動くと痛くするよ」
そんなセリフでも、Mなアンには効果的だ。だからそんな時のアンの返事
は、 "うん" じゃなくて "はい" になる。

もう一度甘噛みすると、右手の中指の先にアンのクリちゃんを捉えた。
「あぁん、そ、そこはぁ~」
「ほらっ、動かない」
「で、でもぉ」
「んん?」
「はい……」
そして中指の腹で、クリちゃんを潰すようにクルクルと輪を描く。それは
ちょうど薬を塗る時の動きと一緒だ。
「あぁぁっ、あぁぁ~ん、夏織ぃ。ソコはぁ、ソコはぁぁ~」
「なぁにぃ? 気持ちいいんでしょう?」
「うん。気持ちいい。あぁ~、あぁ~いいぃ、気持ちいいぃよぉ~」 
手も洗ってないから指は入れない。だからあたしは、クリちゃんだけでア
ンを逝かすことにした。

「アン、乳首もクリちゃんも、みんなコリコリだねぇ」
そして左手で右乳首を摘み、舌で左の乳首を転がしては甘噛みしてやる。
「あぁぁ~ん、またそんなっ、そんなことしたら逝っちゃうよぉ~」
「いいよ、逝っても。ほらっ、逝ってごらん」
「あぁぁ~ん、こんな所でぇ?」
「そう、あたしの指と舌で逝くの。ううん、逝かされるの。こんな所で逝
きたくないのに、無理やり逝かされるの」
「あぁぁ~ん、だめぇぇ~」
「ほぉ~ら逝っちゃう、逝っちゃうねぇ。トンビ浜のトンネルで、立った
ままで、犯されるように……。ほらっ、逝ってごらん、アン」
あたしはトドメを刺すように責め立てる。
「あぁぁっ、だめっ、だめっ、逝っちゃう、逝っちゃうよぉ~夏織ぃ」
アンが絶頂へと上り詰めていく。
あたしはその可愛い顔を見つめながら責め続ける。
「あぁぁ~、夏織逝くっ、逝くよっ」
「うん。いいよ。逝って、アン」
アンの全身が仰け反るように伸び上がり、絶頂の快感に硬直していく。
「逝くっ、逝く逝く逝くぅぅぅ~」
そのままビクビクと痙攣すると脱力し、あたしの腕の中に崩れ落ちた。
「あぁ可愛い。可愛いいよアン」
あたしはそのまま腕の中のアンを抱きしめた。


それから数分後、あたし達はボードを置いた浜まで戻っていた。
いつものように、海を見ながらの体育座りだ。
気のせいか、海からの風が強まったような気がする。
そんな時、アンが海を見ながらポツリと言った。
「ねぇ、夏織。あのね……」
「んん? なぁにぃ?」
あたしはすぐ横のアンを見る。
まるで告白でもされるような、そんな張り詰めた緊張感と沈黙が流れた。
「なぁに? アン。言って……」
「あのね、あたしね……」
「うん」
そう言えばこの間もこんなことがあった。その時はワザとらしくはっちゃ
けたけど、今はアンの告白を待つことにした。

「あたしね、東京のFM曲から誘われてるんだ」
「えっ? 東京の? ……そうなんだぁ」
アンの元気のない理由はこれだったのか。
「でね、どうしようかなぁ? って……。今週中に返事をすることになっ
ているんだけど……」
「どうしようかって。行きなよ。絶対行くべきだよ」 
「でも夏織と……」
「そんなっ、海外に行くわけじゃないし。ココと東京なんて、その気にな
ればすぐ会えるよ」
「でもぉ……」
あたしだって本心は、東京になんか行って欲しくない。でもこれはアンの
大切なステップアップだ。彼女の人生を左右する問題だ。あたしが個人的
な感傷を入る余地はないだろう。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土