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あなたの燃える手で

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水蜜楼別館離れ

14
女将の指がそこに触れた時、奈津の全身がブルッと震えた。
「それではまずGスポット。指先をこう当てて……」
「あぁっ、あぁぁっ、あぁぁ~ん」
「そしたらこれくらいの力で、指先を小刻みにこうやって動かす。こうやっ
て、こうやって……、ほぉ~らっ」
「あぁぁ、あはぁ、あぁぁ~、あぁだめぇ、あぁぁ~感じるぅ~」
「あぁー締まる締まる。こんなに締め付けて。これは気持ちいい証拠、感じて
る証拠ですよ」
「あぁぁ~、あぁ女将さん、あたし、あたし、あぁぁ~、あぁぁ~」
「うふふっ、さぁ次はクリちゃん」
女将は態勢を変えて、顔を股間へ近づけた。
「ここもしっかりマッサージしていきますよ」
「あぁ、そんなっ……」
「まずは左手で皮を剥いて、舌でマッサージ。ほぉ~らっ」

女将は左手の人差し指と親指で奈津の肉芽を摘むと、そのまま皮を完全に剥き
下ろした。そして丸裸になった肉芽を、舌先でチロチロとくすぐるように舐め
始めた。その途端、奈津の全身は雷に打たれたように波打った。
「ひぃぃ~、だめっ、あぁぁ~いいぃ~、あぁぁいぃぃ~」
「んん? どうです? 堪らないでしょう」
「堪らない、堪らない、あぁぁ~だめっ、もうだめぇぇ~」
「だってこんなに敏感な体の、一番弱くて一番敏感なところですもの。堪らな
いはずです」
「あぁぁ逝くぅ~。逝っちゃう~」
「だめですよ。逝くだなんて。せっかく気持ちよくなったんですから。たっぷ
りと味わっていただかないと……」
「でもぉ、でもぉ~あぁぁ~だめっ、あぁぁ~いいぃぃ~、あぁ~逝くぅ~」
「だめです。逝かせませんよ。それがこのサービスなんですから。それに、あ
たしも楽しませてもらうと言ったはずです。この体で……」
「あぁぁ~、それって、それってまさかこのまま……」
「そうですよ。このまま花村様が逝かないようにして、じっくりと焦らして楽
しむんです。あたし、そういうの大好きなんです」
「そんなっ、こんなに、こんなに感じているのに、逝かせてくれないですか」
「そうですよ。こうやって敏感なところを、じっくりと時間をかけて責め続け
るんです。それも逝く寸前まで追い込んで。気が狂うほど辛いですよ」
「いやっ、そんなのいやですぅ」
「でも考えようによっては、この快感がずぅ~っと続くってことですから。き
っとご満足いただけるはずです」
そしてまた肉芽をチロチロと舐める。
「はぁぁ~だめっ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
「うふふふっ、ほぉ~らっ、逝けないでしょう? もう花村様の体の反応は手
に取るようにわかりますから。ギリギリまでしっかりと追い込ませていただき
ますね。そのほうが快感も深いですから。でもその分辛いですけど」
「いやぁ、逝かせて、逝かせて女将さん。あたしこんなの、堪えられない」
「でも両手を縛られてちゃ、どうしようもないですねぇ。それにここは離れ。
誰も来ませんし、どんな大声も山の向こうまでは届きません」
「でも、でも誰か来るかも……」
「いいえ、来ません」
女将はキッパリと言った。
「どうしてそう言えるんです?」
「だってあたしが、誰も来ないように言っておきましたから」
「えっ……?」
「離れには誰も来ないようにと、従業員達に言ってあるんです。ここ水蜜楼で
は女将の命令は絶対。だから誰も来ませんよ。絶対に」
奈津は最後の頼みの綱を切られた気分だった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土