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あなたの燃える手で

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桃色流星群

20
マッサージ器を左手に持った絹枝は、樹の蜜壺に右手の中指と薬指をズッポリと
差し込んだ。
「まぁ、樹ったら、こんなに濡らして。なんてイヤラシイ女」
絹枝はその指を一旦引き抜くと、鼻に近づけて匂いを嗅いだ。
「あらっ、やっぱりMの匂いがするわ。本当に根っからのMなのね」
「はい……」
「お前は根っからの変態M女。そうよねぇ、樹」
「あぁぁ~、はい。そうですぅ、あたしは根っからの変態M女ですぅ」
「そう、それじゃ、こうやって虐められるのは大好きよねぇ」
「はい。大好きですぅ」
「うふふっ、いい子ね、樹。それじゃいっぱい虐めて上げましょうねぇ。まだま
だうぅ~んと焦らしてあげるわ」
「あぁぁ、そ、そんなっ……」
「あらっ、嫌なの?」
「い、いえっ、そんな……」
根元まで差し込んだ右手の指が、樹の敏感なところを捉えた。
「うふふっ、ほらっ、ここがお前のGスポットだねぇ」
「あぁっ、ああぁぁ~、そ、そこはぁ~」
「うふふっ、Gスポットをこうやって指でじっくりと……、ほらっ、ほらほら」
「あぁっ、あぁぁ~だめっ、あぁぁ~いいぃ~感じるぅ~」
「そうねぇ、感じるねぇ、堪らないねぇ。そんな時にクリをこれで同時に責めら
れたら……、どうなっちゃうのかしらぁ」
絹枝は樹の顔の前に、マッサージ器を持ち上げて見せた。
「あぁ、だめですぅ、指だけでこんなに感じているのに……」
「だからいいじゃない。指とこれで……。ダブルで責めてあげるわ」
そしてマッサージ器が樹の股間、差し込まれた指のすぐ上に押し当てられた。
「さぁ、スイッチ……、オン」
マッサージ器が目を覚ましたようにバイブレーションを始めた。それは重く深く
樹の体に染み込んでいく。
「あぁぁ~、あぁぁだめっ、だめだめだめぇぇ~」
「何がだめなの。ほらっ、ほらっほらっほらっ、ほぉ~らっじっくりだ」
「ひぃぃ~、だめっ、逝くっ、逝くっ、逝くぅぅ~」
絶頂を予感させるように、貼り付けの樹の全身がガクガクと震え始めた。
「そんなに気持ちいいの。そう、でもそうはいかないよぉ。逝かせない……」
絹枝は樹の絶頂を見切ったようにマッサージ器のスイッチを切った。
突然の沈黙に、そこまで来ていた絶頂は蜃気楼のように消えてしまう。
「あっ、いやっ、逝かせて、逝かせてくださいぃ」
「言っただろう。うぅ~んと焦らしてあげるって」
「いやっ、いやっ、そんなのいやぁ~」
「うふふっ、気が狂うまで焦らしあげようねぇ。ほぉ~らっ」
またスイッチが入れられた。
全身に迫る絶頂。しかし樹はこの快感を自分でどうすることもできない。それど
ころか、その快感をコントロールしているのは、もはや完全に絹枝の方なのだ。
絹枝にとって、樹のいく瞬間を見切るのはそれほど難しいことではない。それは
今まで何度となく繰り返されたプレイからの経験値だった。
「あぁぁ~逝くっ、逝くぅぅ~」
「まだ余裕があるねぇ、もう少し、もう少しこのまま」
「あぁ逝くっ、逝くっ、逝くっ逝くっ逝くぅぅ~」
樹の全身に走る震えが、硬直に変わり始めた。
「んん~、そろそろだねぇ」
そして硬直が強まり、張り詰めたようになり始めた瞬間、スイッチが切られた。
樹は呪縛から解かれたように弛緩し、同時に絶頂を奪われた。
「あぁいやっ、逝かせて、逝かせて……。お願い逝かせてくださいぃ」
「うふふっ。何度も何度も繰り返してあげる。そのたびにお前は絶頂を味わうこ
となく、快感に身悶えるのよ。終わりなき快感にねぇ……。ほらっ、もう1回」
「いやっ、いやぁぁ~」
特殊なホテルの一室に、樹の終わりなき断末魔が響き渡った。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土