2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

しろっぷ

16
「あぁぁ~、逝けない。それじゃ逝けないよぉ~」
「だからいいんじゃない」
「なにがいいのよぉ~?」

あと一歩というところで蜃気楼のように消えてしまう刺激。天国のドアを目の
前にして、そのドアは固く閉ざされたままだ。

「だってクララのそういう顔、とっても可愛いんだもん」
「あぁ~ん、なによぉ~それぇ……」
「僕、クララのその顔、だぁ~い好きだよ」
「特に逝けそうで逝けない、その顔がね。ほぉ~らっ、クリちゃん」
止まっていたカレンの指が、クリトリスをスリスリと擦り始める。
もう感じて始めているクララの体は、あっという間に絶頂間際まで追い詰めら
れてしまう。

「あぁぁ、あぁぁ~いいぃ。あぁぁ~逝くっ、逝くぅぅ~」
「ほらっ、ほらっ、そうそうその顔、その泣きそうな顔」
「あぁぁ、あぁ逝くぅ、逝くぅ、あぁ逝くぅぅ~」
「ほぉ~らっ、ギリギリでお預けにされて……。あぁー可愛いぃ見てアリス」
「うん、可愛いよクララ。もっともっとその顔を僕たちに見せて……」
アリスとカレンは、楽しそうに顔を見合わせた。
「ねぇ、カレン、そろそろ」
「うん、そろそろ」
「えっ? 逝かせてくれるの?」
「えぇ~、違うよぉ」
「ひどい勘違い」
「じゃあ……、なに? そろそろって」
「そろそろ本格的に責めようかって意味」
「えっ……?」
「クリちゃんと、Gスポットを同時に……、ねっカレン」
「そう、中と外。クララの一番感じるところをじっくりとね」
「いやっ、いやっ、もういっぱい焦らしたじゃない」
「えぇ~? 全然、全然だよ。まだ全然焦らしてないよ」
「そうよぉ、最低1時間は焦らさないと、焦らしたうちに入らないわね」
「そんな、1時間なんて無理、無理よぉ~」
「無理だから面白いんだよ」
「限界を超えてもまだ焦らされる。しかも絶頂の一歩手前で……」
「一歩手前ってことは、凄ぉ~く感じてるってことだよ。わかる? これって
辛いよねぇ、僕だったら発狂しちゃうかも」
「私だったら失神しちゃうかも」
「だからっ、そんなの無理だってばぁ」
「無理でもしちゃうよ」
「だってもうクララ、抵抗できないじゃん」
「えぇ~」
「両手も両足も押さえつけられて。君はもう完全に無抵抗状態なのですよ」
「さぁ、いくよぉ~。二人で同時にじわじわと……」
「ほぉ~らっ、Gスポット……。あぁーここだ。ここをほぉ~ら」
「あぁっ、あぁぁ~ん、だめぇ~」
「クリちゃんもスリスリしてあげる。ほぉ~らっ、スリスリスリスリ……」
「ひぃぃっ、ひぃぃ~、だめっ、だめっ、やっぱり同時はだめぇぇ~」
しかし泣いても喚いても、クララに選択肢はない。
防音室の中で、クララの断末魔は始まったばかりなのだ。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土