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あなたの燃える手で

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しろっぷ

15
クララは、十字架に磔になったようにベッドに横たわっている。
アリスとカレンはそんなクララの腕を脇の下に敷くように。彼女の両側に添い
寝をしている。つまりクララの両腕は二人の下敷きになったっている。
さらに二人は全裸になったクララの脚を開かせ、そのまま閉じられないように
脚を絡みつかせている。
そしてアリスはクララの蜜壺に指を滑り込ませ、カレンはクリトリスを指先で
捉えようとしていた。

「僕はGスポットを……」
「あたしはクリちゃんを……」
「僕たちがいっぱい喘がせてあげるね、クララ」
「でも逝かせてあげないよ……」
「やっぱりぃ?」
「そうだよ。クララはずぅ~っと蛇の生殺し……」

二人の指がそれぞれの目的地に到達するのに、さして時間は掛からない。
「ほらっ、ここだろう、クララのGスポット」
「あっ、そう、そこ、そこ……」
「クリチャンなんて探すまでもないわ」
カレンの指先は、迷わず膨らんだ花芯に触れた。
「あぁっ、あぁぁ〜ん、カレンもっと優しくぅ」
「なに言ってるの、これからもっともっと〜って喘ぐくせに」
「クララぁ。Gスポットはこんな感じで触られるのがいいんだよね」
指先を曲げたアリスは、いやらしいくらいに正確にスポットを捉えている。し
かもその指先は力の強弱、動かし方、共に絶妙な塩梅で責め立ててくるのだ。
「ここをぉ、こうやってぇ、指先でクリクリされるとぉ……」
「あぁっ、あぁぁっ、あぁぁ〜ん、アリスぅ、だめぇぇ〜」
「そして同時にクリちゃんも、こうやってスリスリされたら……」
「ひぃっ、ひぃぃ〜、カレンまでぇ……」
「クリちゃんはやっぱり堪らない? クララ」
「う、うん、堪らない……、気持ちいい、気持ちいいよぉ〜」
「あぁークララ、すごく締まってるよ。あぁ凄い凄い。今にも逝きそうって感
じだね」
「う、うん、だって、だって……、あぁぁ〜だめっ、あぁぁ〜ん」
「すごく感じてるね、クララ」
「二人で責めといてそんな、感じるに決まってるでしょう。それに、もうあた
し、逝きそう、あぁいいぃ〜、あぁ感じるぅぅ〜」
「そうだね、僕たち二人掛かりで責められて……。でもまだまだ、まだまだだ
よ、クララ」
「そうよ。辛いのはこれから。だってこのまま、生殺しのままにされるのよ」
「そんなの、そんなのいやぁ」
「そうだよ。赦してあげないよ」
「じっくりじっくり、時間をいっぱい掛けて虐めてあげる」
「いやっ、そんなのいやっ、逝かせてっ、逝かせてよぉ」
「うふふっ、だぁ〜めっ」
「あぁぁ〜だめっ、だめっ、あぁぁ〜、カレン、もっともっと擦ってっ」
「うふふっ、だめよぉ〜」
「アリスぅ〜、もっと、もっと強く……」
「だぇ〜めっ。ふふふっ。これじゃ逝けないね、クララ」
「もう少し、もう少し続けて……」
「もっと僕たちを楽しませて、ク・ラ・ラ……」
繰り返される刺激は、あと一歩というところで蜃気楼のように消えてしまうの
だった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土