2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

しろっぷ


「おじゃましまぁ~す」
アリスとクララは、カレンの家に誰もいないのを知って声を掛けた。
「だから誰もいないって……」
二人は勝手にベッドに座ると、室内をぐるりと見回した。
広さは八畳程だろうか。全体に白を基調とした部屋の隅にはピアノがあり、
机、ドレッサー、シングルサイズのベッド。そして壁にはクローゼットが備え
付けられている。この部屋はピアノを練習するための防音設備が整っている。
つまりこの部屋で少々騒いでも、音が外の漏れる心配はない。

「コーヒーでも飲む?」
「いらなぁ~い」
被せ気味に答えたのはアリスだった。
「だってパトラで何にも食べてないじゃん。お腹空いてないの?」
「いいの、いいの、そんなことよりさっ……」
そう言ってアリスはクララを横目で見た。
「そっか、そうだね」
アイコンタクトで繋がった二人に気づかないクララは、のん気に窓の外を眺め
ている。
「クララ、楽しみたいんだったらカーテン閉めなきゃでしょう」
「そうだね」
クララはカーテンを閉めると二人に振り返った。
「さっ、クララ。スカートだけ脱ごうか」
「えっ?」
するとアリスが、クララの二の腕の上から抱きついた。
「さっ僕が動きを封じている好きに早く……」
言うが早いか、カレンはクララのスカートに手をかけると、そのままスカート
を手早く下ろしてしまった。
「あっ、カレン、ちょっと、なになになに……」
クララの下半身は、あっという間にショーツだけになってしまった。だらりと
垂れたシャツの下からは、少しぽっちゃりとした白い脚が伸びている。
「あぁ~ん、私だけこんな格好……、恥ずかしいぃよぉ~」
「だぁ~めっ、可愛いよクララ」
「ねぇ、二人も脱いでよぉ」
「わかった、わかった、それじゃ僕たちも脱ぐよ」
「ホント?」
「うん」
二人はスルスルとスカートを下ろすと、クララと同じ格好になった。
「ほらっ、ねっ」
「うん」
「今日はぁ、クララは患者さん。あたしはお医者さん。アリスは看護師さん役
だよ」
「そう、だから僕たちのいうことは聞かなきゃだめなんだから」
「はい、それじゃベッドに座って……」
「う、うん……」
クララは流れに任せるようにベッドに座った。
カレンは机の椅子をクララの正面に起くとそこに座り、アリスはベッドに上が
ると、クララの後ろに腰を下ろした。
「はい、お胸を見せてぇ」
「えっ……?」
戸惑いを見せるクララを他所に、カレンはクララのシャツのボタンに手をかけ
ると、それを上から外していく。
「えっ、ちょっとぉ……」
反射的にシャツの前を閉じようとするクララの両手首を、アリスが後ろから掴
み、背中へと回してしまった。

Comments 1

ファン  

返信ありがとうございます。

同時進行良いですね!二倍楽しめて二倍焦らされる感じが(笑)

校長はくるみの嫌がる事を積極的にしそうですよね!匂いと身体の事とか…キスの描写で思いましたがねっとりとした責めをする人ですね。大好きです(笑)

2017/01/29 (Sun) 10:27 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土