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あなたの燃える手で

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しろっぷ


屋上の四方は、腰の高さまでコンクリートの壁になっており、そこから上は鉄
のフェンスなっている。フェンスには細かなネットが張られ、万が一の落下物
防止に役立てているようだ。
そんなフェンスの間から校庭を見下ろせば、下校する生徒はもうまばらだ。
それはもうほとんどの生徒が下校した証だった。

「こっち来て、アリス」
クララはアリスの手を握った。
「うん……」
アリスはクララに手を引かれ、校庭とは反対側の屋上の隅へと歩いていった。
そこは校舎の裏側で、階段の真後ろ当たる。校舎の裏は雑木林の斜面で、とて
も人が歩ける状態ではない。そして階段の裏に回れば、万が一誰かが来てもす
ぐに見つかることはない。
「いい天気だねぇ」
「うん」
見上げればソーダ水のような青空に、白い綿菓子がプカリと浮かんでいる。
綿菓子は二人を見下ろしながら、のんびりと流れていく。
「そこに立って、アリス」
クララに促され、アリスはフェンスを背に立った。
「もうわかってるでしょう」
「うん」
アリスは黙って頷いた。
するとクララが両腕を伸ばし、アリスの両肩を掴んだ。アリスは緊張したの
か、両手を体の横にピタリと付け、そのまま恥ずかしそうにちょっと俯いた。
「ほらっ、こっち見て」
アリスが上目使いでクララを見ると、その顔はすぐそばにあり、その視線はア
リスの目を貫くように見つめていた。
アリスがその目に吸い込まれるような気がした時、肩を掴んだクララが一歩近
づいた。
優しい風がアリスの髪を揺らし、一筋の髪を頬に運んだ。クララがそれを指先
で戻すと、その顔がアリスに近づいた。
そのまま二人の顔は近づいて……。盗
二つの唇が重なった。
アリスはそのままクララに押され、ゆっくりとフェンスにもたれ掛かった。
唇が離れると、アリスは照れたように微笑んだ。
クララもそんなアリスを優しく包み込むように微笑んでいる。
「ねぇアリス、そこに座って……。いいものあげる」
アリスはフェンスの付け根の出っ張った部分に腰掛けた。
「口開けて……。もっと大きく……」
アリスがクララを見上げながら口を開ける。するとそれは丸い穴と化した。
「そう。もうちょっと上向いて」
アリスが少し上を向くと、口の上に近づいたクララの唇が尖った。するとそこ
から、キャンディー程の唾液がポタリとアリスの口の中に落ちた。
それは、少しチョコの味がした。
「飲んで……」
アリスは口を閉じて頷いた。
クララがジッと見つめる中、アリスはそれを飲み込んだ。
「美味しい?」
「うん、美味しい……」
「あたしにも頂戴」
「うん」
今度はアリスがクララに唾液を流し込みむ。
「美味しい? クララ」
「うん、美味しいよ」
そして二人はもう一度唇を重ねた。今度は互いに舌を絡ませあった。

Comments 2

ファン  

いやーレズの唾液を飲ませ合う行為は何か儀式的な雰囲気があって大好きです。

Nina Hartley見ました。理由はわかりませんが(英語わからないので)落ち込んでるNinaを若い美女が慰めsexする動画に夢の森の片鱗を見た気がしました(笑)

ネットの中々レズ官能小説ってグッとくるのが少ないんですよね。このサイトはとてもグッときました!!感謝。

百合より断然レズ派です(笑)

2017/01/19 (Thu) 20:59 | EDIT | REPLY |   
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2017/01/20 (Fri) 13:53 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土