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あなたの燃える手で

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甘く危険な調べ

14
先生の指先がまたGスポットを責める。
その動きは精密機械のように正確で、悪魔のように残酷だ。全身で悶える私に
対し、先生は指先を動かすだけ。快感に我を忘れる私に対し、先生は冷静に私
を観察し、絶頂の汀を見極める。
私は相変わらず快感の海で絶頂という名の大波を待つ。遠くにその波を見つけ
てはときめく私。でもその波は、あと1メートルというところでいつも消えて
しまう。もう何度も何度もそんなコトが繰り返されている。
でも私はその波を待たずにはいられない。だってもう後戻りできないほど、私
は感じているのだから……。

「あぁっ、あぁぁ~、先生、逝かせて、逝かせてください」
指先はGスポットをピタリと捉えている。
「うふふっ、さぁ、どうしようかしらぁ?」
焦らすように、私の中で指先がクリクリと動く。
「あぁぁ、あぁんお願い、もう、もう逝かせてください。あたしもう……」
「あたしもう、なぁ~にぃ?」
一瞬、指先が止まる。
「あたしもう、おかしくなりすですぅ」
「そう、おかしくなりそうなのぉ」
また指先がクリクリと動き出した。
「ほぉ~らっココ……」
「あぁぁ~、ソコ、ソコ、あぁそれっ、それイイィ~、あぁ逝くぅ、逝くぅ」
「ほぉ~らっ、もう逝きそう。それじゃじっくり焦らして、詩織をおかしくし
ちゃおうかなぁ~」
「えっ? 嫌っ、嫌嫌。そんなの嫌ぁ~」
「うふふっ、でもココをこうされたら……? ほぉ~らっ、どうするのぉ?」
「あぁぁ~ん、だめぇ、だから、それは、あぁっ、あぁぁっ、あぁぁ~ん」
「んん~、あぁー逝きそうねぇ、ほぉ~らっ、ほぉ~ら逝っちゃう」
「あぁ~だめぇ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝くっ、あぁ逝くっ逝っちゃうぅ~」
でもいよいよという時になって、先生の指の動きは弱まってしまう。
「んん? 逝っちゃう? だめよぉまだまだ。時間はたっぷりあるんだから」
すると今度は指が急激に動き出して、あたしはまた絶頂へと向かわされる。
「でもっ、でもぉ~、あぁぁ~だめっ、逝くっ、また逝きそうぅ~」
「また逝きそうねぇ、ほぉ~らっ、ほぉ~らっ逝っちゃう、ほぉ~らっ。もう
あと少しでしょう」
「はい、はい、あと少しです。あと少しで、あぁ逝くっ、逝く逝く逝くぅ~」
「このタイミングで刺激を弱めて、ココをじっくり、ほぉ~らっ堪らない」
「あぁぁ~嫌っ、逝かせて逝かせくださいぃ」
「辛いわねぇ逝けないのは。でもその辛そうな顔がとっても可愛いの。その顔
を私にもっともっと見せて頂戴。ほらっ、また逝きそうにしてあげる」
「あぁ~あぁぁ~嫌ぁ~、あぁ逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
「んん~だめよぉ~。またおあずけ。可愛そうねぇ逝けなくて、でもね、私は
とっても楽しいの。自由を奪って好き放題にオモチャにして。ホント私ってS
だなぁ~って、つくづく思うわ。でもイイわ、今日は一度逝かせてあげる」
「本当ですか? ありがとうございます」
「でもこれからは、もっともっと虐めるわよ。焦らす時間も長くして、詩織の
体を知り尽くして、もっとギリギリで焦らせるようになるわ」
「先生、そんなに私のこと……」
少々歪んだ形かもしれない。それでも私には最高の言葉だった。
そして先生の指先が、あたしのGスポットをクリクリと最高に責め始めた。
「あぁ、先生、逝くぅ、逝くぅ~」
「イイのよ。逝かせてあげる。思いっきり逝きなさい」
「あぁ~あぁぁ~逝くく、逝くぅ、あぁぁ逝く逝く逝くぅぅ~ひぃぃ~……」
その瞬間、私は強烈な快感に包まれた。でもその直後の記憶は欠落している。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土