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あなたの燃える手で

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甘く危険な調べ


「いいの? やめても。本当にやめちゃうわよ」
「えっ……?」
先生は私の顔を見下ろして言った。
「嫌でしょう。やめて欲しくないでしょう。詩織、あなたはこうやってされる
のが好きなのよ」
「こうやってって?」
「こうやって自由を奪われて、無理やり犯されるような感じが」
「そんな、こと……」
口ではそういったものの、何となくわからないでもない。というか、もしかし
たらあたし、そうなのかも……。
「素直になりなさい。詩織。いいのよ、別に恥ずかしいことじゃないのよ。誰
だって性癖っていうものがあるの」
「性癖……」
「そう、あなたはこうされるのが好き。私はそんな嫌がるあなたを責めるのが
好きなの。あなたはM。あたしはSっていうこと」
「先生……」
「だからもっと自由に楽しまなくちゃ。ましてや怖がる必要なんて全くないの
よ。すべて合意の上で楽しんでいくんだから。ねっ」
「はい」
「詩織、あなたは今から私に犯されるのよ。それも無理やり。力づくでねじ伏
せられて犯されるの。あなたはそれが嫌で嫌で堪らない」
「はい」
「でも私はそんなあなたをどんどん犯していく。どう? こんなシュチュエー
ション」
「はい。いいです」

それは先生の言うことだから聞くというよりは、そうしたい、そうされたいと
いう、自らやってみたいという気持ちが強かった。やっぱり私はMなのだ。
初体験がこんな形って思うかもしれないけど、私は先生の敷いてくれたレール
の上を転がっていくだけだ。逆にそれはそれで楽かもしれない。
そして私はレールの上を転がり始めた。

先生は体を起こすと、私の腰に馬乗りになった。
「さぁ、詩織。今から犯してあげましょうねぇ」
「嫌っ、嫌です先生。許して」
「だめよ」
「嫌っ、犯されるなんて嫌ですぅ」
私は下から両手で先生に掴みかかろうとする。先生はそんな両手首を掴むと、
そのままベッドに押し付けた。
「大人しくしなさい」
「嫌っ、嫌ぁ~」
「しょうがない子ねぇ。それじゃ、こうしてあげましょうか」
すると私に右手首に何かが巻き付いた。はっとして右手を見ると、それは黒い
皮の手枷だった。先生は巻きつけた手枷のベルトを、手早く締め付けている。
そして続いて左手首にも手枷が巻かれ、私の両手は自由を失った。左右の手枷
はそれぞれベッドの足に繋がっているようで、どうやら先生があらかじめ用意
しておいたものらしい。
「あぁーん、先生ぇ。これなんですかぁ?」
「あなたが大人しくしないからよ。これならもう抵抗できないでしょう」
「でもぉ~」
「大丈夫よ。あくまシュチュエーションなんだから」
そう言われても、私にはこれだけでもう十分本格的に思えてくる。
「そうだ、ショーツを脱がしてなかったわねぇ」
「えっ……」
先生はニヤリと笑いながら、私のショーツに指をかけた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土