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あなたの燃える手で

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深夜バス


あたしはきっと、どこかで覚悟していたのだろう。この人とならこうなっても
構わない。いや、こうなることを期待して……、もっと言うなら、こうして欲
しかったのかもしれない。
だって、バスを降りれば二人はお別れ、もう会うこともないのだから……。

みどりさんはあたしの上半身を裸にすると、自分とあたしの席のリクライニン
グを倒した。そして添い寝するようにあたしの方を向いて横たわった。
あたし達の後ろはバスの一番後ろの席になり、当然そこには誰もいない。一番
近い客でも5つほど前の席のはずだ。
「さっ、楽しみましょう」
みどりさんは小声でそう言うと軽いキスをした。まるでそれがスタートの合図
かのように、あの長い舌 "赤い蛇" があたしの口に潜り込んできた。すると彼
女の指が、あたしの乳首をチョンと摘んだ。
「あぁん……」
あたしは突然のことに、思わず声を出してしまった。もちろん大きな声ではな
いが、あたしは自分の声にビックリしてしまった。しかしどうやら、周りに気
付かれた気配はない。
「シッ! だめよ、それ以上大きな声出しちゃ」
「はっ、はい……」
みどりさんは "チュッ" と軽いキスをすると、今度は唇をあたしの乳首に近づ
けてきた。彼女の唇から伸びた赤い蛇が、ゆっくり乳首に迫ってくる。そして
蛇を乳首に触れる寸前で止めると、無言であたしの顔を見上げた。その顔は、
"今度は声を出しちゃダメよ" と目で念を押している。
あたしが小さく頷くと、いよいよ赤い蛇がその長い体を表したのだ。
「あっ、あっ……」
舐められる、もうすぐ乳首を舐められる。そう思うと、そこに神経が集中する
かのように敏感になる気がする。
それは子どもの頃、予防接種の順番が自分の番になり、注射針が刺さる寸前の
あの緊張感を思い出させた。
みどりさんがそれを察したとは思えないが、なんと彼女は乳首の数ミリ手前で
蛇を止め、あたしの緊張を楽しむかのように蛇を空振りさせたのだ。蛇は左右
に頭を振るが乳首には触れない。それでもあたしの乳首は固くシコり勃ってし
まった。
そんな乳首の変化を見て、みどりさんが妖しく嗤った。そしてその唇が一際大
きく開くと、生暖かな蛇の頭が硬い乳首をチロリと1回だけ舐めたのだ。
あたしは声を出すことはなかった。それを確認したかったのか、今度はチロチ
ロと続けざまに舐めだした。
「んっ、んんっ~」
あたしは口を閉じ、必死で声を押し殺した。するとみどりさんはいつの間にか
ハンカチを取り出し、あたしの口に詰め込んだのだ。
あたしの声は、サイレンサーを取り付けた銃のように押し殺された。
「うふふっ、最初からこうすればよかったわね」
そして乳首を口へと吸い込んだ。彼女の温かな口の中で、あたしの乳首は右に
左に首を振り、コロコロと輪を描くように転がされ、時に強く吸われた。
蛇はいいようにあたしの乳首を弄んでいるのだ。
「あぁっ、あぁぁ~」
「んん? 感じるでしょう。こんなにコリコリだもんねぇ~」
「あぁ、はっ、はい……。あぁ~感じるぅ」
ハンカチの詰まった口ではモゴモゴとした言葉となったが、彼女には通じたよ
うだ。しかしそんな会話でも、周りに聞こえやしないかとヒヤヒヤものだ。
「うふふっ、ほらっ、摘んであげる」
みどりさんは、あたしの両乳首を親指と人差し指で挟み込むと、指先に少しず
つ力を加えていった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土