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あなたの燃える手で

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白い魔女 5


ピンクのプラスチック容器に入った軟膏を持って、御堂は詩織が縛られた分娩
台の前の椅子座った。僅かに前傾姿勢になると、脚を開いた栞の蜜壺が目の前
に迫るように近づいた。
「それじゃお薬塗りますからねぇ~」
御堂は指先に軟膏をタップリと掬い取ると、紫色のそれをワザとらしく栞に見
せた。
「まずは発疹のあるココと……」
そしてそれを赤い発疹のある花びらの回りに塗りつけた。
「あぁっ、あぁ……」
「そしてコッチにも……、」
御堂は指はそのまま剃毛した部分へと移動する。そして剃り跡もまだ新しい毛
穴へと、軟膏を詰め込むように塗り延ばしていく。
延ばされるにつれ、紫だった軟膏は薄紅色へと変わり、やがて無色透明となっ
て消えた。それは媚薬成分が全て皮膚から吸収されたことを意味している。
すると栞の体に変化が現れた。
「あ、熱い。何だか熱いです。はぁ、はぁ……」
そう言った栞の息は、早くも乱れ始めている。
「暫くすれば治まりますから……、大丈夫ですよぉ」
「あぁ、はい……。あぁっ、あぁぁ~、で、でも……」
「お薬が効いてる証拠ですよ。小さいとはいえ腫れてるわけだから、少し熱を
持つんですよ」

しかしそんなコトはもちろん嘘だ。
実際には皮膚から浸透した媚薬成分が血流を促進し、性感帯を刺激して敏感に
させる。その結果、通常よりも強い快感を感じることになるのだ。本来は不感
症の患者などに用いるこの軟膏を、痒みを伴った腫れのある皮膚や、敏感な粘
膜部分に塗られら、どんな女も悶えずにはいられないハズだ。
そんな御堂の唇が、三日月のように割れた。
かなり敏感そうなこの体に、タップリとこの薬を塗り込んで、思う存分責め嬲
ってみたい。時間を掛けてジワジワ焦らし、感じるだけ感じさせて逝かせるこ
とはしない。そんな逝きそうで逝けない辛い辛い生殺し状態に突き落とし、そ
のまま、心ゆくまでゆっくりと楽しむのだ。
そんな想像するだけで、御堂自身濡れてくる自分を自覚していた。

「中にも塗りますよぉ~」
軟膏を掬い取った御堂の指が、ヌルヌルと栞の蜜壺に侵入してきた。
「えっ? あっ、あぁぁ~、ちょ……っと……」 
「ほぉ~らっ、さっきのトコロはココかしらぁ?」
指先は真っ直ぐに、迷うことなく快感スポットへと辿り着いた。
「あぁぁっ、あぁぁ~、ソ、ソコは……」
「あぁー、ココですねぇ。ココココ」
「あぁぁっ、あぁぁ~、あたしやっぱり、やっぱり」
「んん? なんですかぁ~? ココにもお薬、しっかりと塗り込んでいきます
からねぇ~」
「あぁ~、でも、でもぉ~」
しかし指先は快感スポットで小さな輪を描き、媚薬軟膏を塗り込み始めた。
「あぁ、あぁぁ、何だか、何だか中も……、熱くなってきました」
「そうですかぁ、コッチにもお薬が効いてきたんですねぇ~」

御堂はまたコッソリとほくそ笑んだ。
さぁここからだ。ここからが楽しいのだ。不感症の人間を感じさせる薬。それ
を敏感な体を持つ彼女に使えば、それはいつもの数倍感じるコトになる。
そして栞が悶え始めるのに、さして時間は掛からなかった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土