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あなたの燃える手で

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MORNING LOVE

16
「えっ? カメラの望遠レンズがある? そっか、マキさん写真やるもんね」
暫く間が空いて、京香さんが言った。
「うふふっ、望遠レンズで覗いてくれるみたいよ。よかったわねぇ、美久」
「京香さん、嘘でしょう。嘘なんでしょう? ホントは誰とも話していないん
でしょう?」
「あらっ、嘘じゃないわよぉ。何なら聞いてみる?」
京香さんは携帯をあたしの耳元に持ってくると、自分もそれに顔を寄せた。
「もしもし、望遠レンズ持って来たわ。今見るからチョット待って……」
ホントだ、ホントにマキさんという人が電話の向こうにいた。
あたしの心拍数は急激に上がり、同時に最後の望みも絶たれた。
「あらっ、一緒に携帯聞いてるのねぇ」
「そうなの。ホントは誰とも話していないなんて言うから、聞かしてあげよう
と思って……」
「ナルホド……。そう思いたいのは分かるけど、残念だったわねぇ」
「いやっ、いやっ、誰? 誰なの?」
「マキさんよ。あたしの友人の安藤マキさん」
「安藤……、マキ……、さん?」
そう言われても、あたしは落ち着かなかった。向かいのマンションの、どの窓
から覗かれているのか分からない。それがこんなにドキドキするなんて……。
「ここからよく見えるわよ、美久さん。ねぇ、京香、アソコ拡げてみてよ」
「うん。じゃ、拡げるわよ」
京香さんは携帯はそのままに、また片手で器用にあたしのアソコを拡げた。
「あぁ、見えるわ。見える見える。このまま写真撮ってあげましょうか?」
「いやっ、いやよ。そんなのいや……」
しかしあたしの耳には、シャッターを切る音がハッキリと聞こえた。
「まぁ、よく撮れてるわ。あなたに見せたいくらいよ、美久さん」
「どうしてあたしのことを……」
「あなたのことは京香から聞いてるわ。大丈夫、これはあたし達3人だけの秘
密だから……」
「でも……」
その時、京香さんが携帯を持ってあたしから離れた。
「ねぇマキさん。よかったらここに来ない? ……うん。チョット待ってね」
「ねぇ、美久、マキさん呼んでもいい?」
「えっ?」
「3人で楽しみましょうよ。」
「でも……、なんかあたし……」
「大丈夫よ。この前よりももっと気持ちいいわよ。マキさんとっても上手なん
だから。2人であなたを責めて上げる。4本の手、20本の指、2枚の舌であ
なたをタップリ虐めてあげる。もちろんあなたは縛られて動けないのよ」
「あぁ、なんか、あたし……」
「ねっ、興奮してくるでしょう? 美久はこういうシチュエーション好きだも
んねぇ」
「そうだけど……」
「じゃ、決まりね」
京香さんはまた携帯を耳に当てた。
「OKよ、マキさん。……うん、806号室。……そう、わかったわ。それじゃ
待ってるわね」
京香さんは携帯をしまうと、椅子に縛られたあたしの横にしゃがんだ。
「今から来ますって……。良かったわね」
「ねぇ、この縄……、解いて」
「あらっ、だめよ。美久はこのままマキさんとご対面するのよ」
京香さんはそう言うと、ニッコリと嗤った。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土