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夢の森鍼灸院


夢の森灸院



PROLOGUE
『夢の森』の街。もうこの街に何度も足を運んでいただいた方も多いと思う
が、今回はこの夏オープンした、『夢の森鍼灸院』を案内したいと思う。
ただ、この街を始めて訪れた人のために、いつものように駅前からの道案内を
始めようと思う。
もうご存じの方も、よろしくお付き合い願いたい。

夢の森の駅には西口と東口があるが、今回は西口を出る。ちなみに東口には、
昭和の街並みが広がる中に、白い巨大な『夢の森病院』がある。
さて西口に戻ろう。
西口を出るとバスターミナルがある。このバスターミナルを迂回するように歩
くと、目の前を大きな幹線道路が横切る。目の前の横断歩道を渡れば、そこに
は『夢の森商店街』があり、その入口近くには『カフェ・アマデウス』という
看板が見える。
今は横断歩道を渡らずに、幹線道路を駅を背に左へ5分程歩く。
すると『ホテルクイーンホリデー』がある。ここはゴシック調の建物で、18階
には洒落たバーがある。
そのままホテルを通り過ぎ、更に10分程歩くと一方通行の路地がある。その
路地を入った所に『夢の森グランドハイツ』があるが、ここの7階、710号室
に『夢の森鍼灸院』が開院された。

最初にここを訪れたのは、同じマンションのすぐ上の階に住む『カフェ・アマ
デウス』のママこと『良子』だった。



Episode 1:良子

2013年、今年も「夢の森」に暑い夏がやってきた。
そんな蒸し暑いある日、良子がアマデウスから帰って来ると、1階の集合ポス
トに1枚のチラシが入っていた。チラシは全てのポストに入れられている。
良子はそのチラシを手に、エレベーターに乗った。そして8階のボタンを押す
と改めてそのチラシを見た。

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新規オープン 『夢の森鍼灸院』
 完全個室のプライベートルーム。防音設備完備。
 この摩訶不思議で甘美な体験を、是非あなた御自身で体験してください。

施術師 :春麗(チュンリー)
場所  :夢の森グランドハイツ710号室
利用時間:12:00~21:00
要電話予約:000-0000-0000

★当店は女性専用鍼灸院です。 

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「あらやだ、ココってこの部屋の下じゃない。……女性専用で完全個室。それ
に防音設備完備って……、コレってもしかして? あたしのこういう感って当
たるのよねぇ」
良子は部屋に戻ると、チラシを見ながら携帯を掛けた。
時刻はまだ19時だ。今日は少々頭痛がしていたこともあり、店は響子という
女子大生のバイトにまかせて帰って来たところだった。
「はい、夢の森鍼灸院です」
「あのう、これから大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ですよ……。何時頃のご利用でしょうか」
「えぇっと、20分後くらいに……」
「はい、分かりました」
施術師の名前から日本人ではないと思っていたが、話てみると日本人と遜色な
い日本語を話す。もしかしたら名前だけで、本当は日本人なのかもしれない。
良子は電話を切るとシャワーを浴び、適当な服を着ると部屋を出た。


710号室のドアが開き、鮮やかな水色のチャイナドレスを着た女が出迎えた。
腰まで切れ上がったスリットから、綺麗な白い脚が見えている。髪は長い三つ
編みで、頭に可愛い2つのお団子を作っていた。
「いらっしゃいませ……」
やはり完璧な日本語だ。
「あのう……、先ほど電話した」
「はい、良子さんですね。承っております。わたしは春麗(チュンリー)で
す。春に麗しと書きますので、シュンレイでも構いません」
「あっ、はい……」

電話で聞いた声より幾分張りのある声だった。
良子はもう少し上の年齢を、30歳代を予想していたが、実際会ってみると年
の頃は20代後半だろうか。そんなコトを思いながら良子は廊下を歩いた。
間取りは当然上の階、つまり自分の部屋と同じだ。
「どうぞ、こちらへお入りください……」
そして良子はある部屋に通された。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土