2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

白い魔女

48
「ほらっ、もう1度たっぷり塗ってあげるわ。奥までよ~くね」
「もういいでしょう、やめてぇ。痒い。ねぇ痒いのぉ」
「なぁ~に、これ位で。ほらもう1回よ」
真弓は筆をビーカーに浸してはアナルの内側に薬を塗り付けてゆく。
ペンライトの光に照らされながら、今や筆の届かないところまでも薬が流れ込み、粘膜を刺激する痒みはその勢力範囲を拡げていった。
「ふふふっ、痒いでしょう。でもお楽しみはまだこれからよ。でもその前に」
真弓は引き出しからロープを取り出した。
「1度立って、テーブルを跨いでから寝そべって」
「こうですか?」
ゆかりはテーブルを跨いで立つとそのまま腹ばいになり、両手をダラリと床に垂らした。その両手の指先がちょうど床に触れた。脚はくの字に曲がっている。テーブルはちょうどゆかりの上半身と同じくらいの広さで、真弓はゆかりのお尻がテーブルの端に来るように位置を調整すると、まず両手首をテーブルの脚に縛り付け、そのロープをゆかりの脚の方に回し、続いて両足首をテーブルの脚に縛り付けた。
1本のロープが両手両足を縛りながら、テーブルの下を1周した。
今、ゆかりはテーブルに抱きつくような格好で、お尻がテーブルの端から少し出ている状態に固定された。
「ちょっと面白いものを入れてあげるわ」
そう言うと真弓はビーカーを持ち、背を向けて机に歩み寄った。そして机の上で何かをし始めた。背中越しに聞こえてくる音は、ビーカーの中の物をガラス棒でかき混ぜるような音だった。


旅館の遊戯室から見上げる星空の下、沙也加の胸の鼓動は高まっていた。
(まさか響子先輩と二人きりのこんな時間が訪れるなんて。神様の悪戯?)
「この合宿が終わったら本格的に受験だわ。でもその前にあなたとこんな時間が持てて良かった」
「えっ?」
「あたしね、あなたのことがずっと、いいなぁって想ってたの」
「いいって? ですか?」
「うん。いいって言うのは、かわいいなぁって。なんかタイプかなぁって」
響子の思わぬ告白に沙也加は言葉を失った。短い沈黙が窓から忍び込んだ。
「あたし……嬉しいです。本当に。本当に嬉しいです。先輩からそんな風に想っていてもらえたなんて」
「ありがとう、近藤さん。ううん、沙也加……こっち向いて」
2人の間に生まれる熱い真空地帯の温度はどんどん上昇してゆく。
沙也加が目をつぶった時、響子の唇が重なった。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土