2 中学生になった夏、隣の小林さんのお誘いで、あたしはお隣さん家に上がり込んだ。その時のあたしはショートパンツにTシャツという格好で、年齢的に胸も今ほど大きくなく、下もまだ生え揃ったとはいえない感じだった。小林さんは氷の浮いたコーラと、カップに入ったピンクのかき氷を持って、あたしの隣に座った。「ねぇ、美緒ちゃん……」そう言って、あたし太ももに左手をピタリと置いてきたのだ。その時は確かに "えっ?" て思...