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あなたの燃える手で

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御令嬢妄想奇譚

【50】 ー最終話ー
「今日もチョットだけ。悪戯させて……」
今日もチョットだけ? 
何だか佐智枝さんは、さっきからへんなコトばかり言います。
それよりも、オシッコの穴に電流を流されたら、一体どうなってしまうので
しょう? それを考えると、あたしの頭の中は不安と恐怖でいっぱいです。

差し棒の先はもう数センチ入っています。後は持ち手の部分にあるスイッチを
押すだけで、電流が流れるハズです。
「絢音御嬢様はココも綺麗ね。今ジックリと虐めてあげますからね。ほらっ」
差し込まれた差し棒が、中でグルッと回転しました。
「ひぃっ! 佐智枝さん、やめてっ。佐智枝さん、佐智枝さん……」
「グルグル回しながら電流を……、ほらっ、ほらほらっ、あぁ堪らないねぇ」
「ひぃっ! ひぃぃぃ~!! 赦してっ、赦してぇぇ~! あぁやめてぇ~」
「ジックリ虐めるって言ったハズですよ。時間を掛けてタップリと……」
あぁ、どうして佐智枝さんがあたしを……。
コレが夢なら、夢なら覚めて、早く、早く覚めて……。


皆さん、はじめまして。
佐智枝でございます。

突然で驚く方もいるかもしれません。
が、あたくしは皆さんに告白しなければならないことがございます。それは、
この物語をここまで書いてきたのは、実はあたくしなのでございます。

屋敷と書いてきたココは、実は病院でございます。
それは知る人ぞ知る、あの "白い病院" と言えばおわかりになるでしょうか。
そのB棟4階。5つ並んだ個室の中の1室が、この部屋なのでございます。
それ以上はご勘弁下さい。

絢音は生まれつき心臓が弱く、もう10年以上も入院しています。
冒頭でご紹介した、外国で暮らすという彼女の両親や、梓という家庭教師もお
りません。もちろん仮面のセレブ達もです。
全ては彼女、絢音の妄想の産物なのでございます。

絢音は幼い日に不幸な事故に見舞われ、家族を失いました。
しかも自分は重い心臓病。そのショックからか、孤独を恐れる気持ちからか、
彼女の中には妄想癖が生まれ、多くの人間が生まれては消えていったのでござ
います。

この度あたしくは、姪でもある彼女が紡ぐ物語を、ノートに書き留めてみまし
た。もちろんそんなコトをしたのは、今回が初めてでございます。
しかし彼女の生み出す物語は淫らで、またそれを書き留める行為はあまりに悲
しく、やはり今回ココにペンを置くものと致します。

絢音は今、あたくしの前で静かに寝息を立てています。
それは薬によるかなり深い眠りです。
ですが目覚めれば、また新たな物語を語り始めるでしょう。
しかしもう、あたくしがそれを書き留めることはありません。
今回、この物語を発表したコトは、一時の過ちとお許し下さいますよう、
深くお願い申し上げます。



EPILOGUE
あたくしはノートパソコンを閉じると、絢音の布団を捲りました。
黄緑色のパジャマを着た絢音の寝顔は、子供の頃とまるで変わりません。
そんな可愛い寝顔に顔を寄せると、そっと唇を重ねました。
それでもやはり、彼女が目を覚ます気配はありません。
それを確かめると、あたくしはパンツとショーツを一緒に脱がし、裸になった
脚を開かせ、アソコが目の前に来るように自分の位置を調節ました。
「うふふっ、今日もチョットだけ悪戯させて……」
あたくしは左手で花びらを開き、右手に持った綿棒を、尿道にゆっくりと差し
込んでいったのでございます。
「絢音御嬢様はココも綺麗ね。今ジックリと虐めてあげますからね」

そう、これがあたくしの密かな愉しみなのでございます。
彼女の面倒を見るあたくしにとって、コレは彼女が払うべき代償です。
長年繰り返されたこの行為。この前は彼女のバージンを奪ってやりました。
筆でくすぐった時の反応など、それはそれは虐め甲斐がございました。

あたくしは綿棒を尿道に差し込むと、クルクルと回してみました。
すると絢音の寝顔に、切なげな表情が浮かんだのです。
「ほらっ、ほらほらっ、あぁ堪らないねぇ」
すると、彼女が寝返りを打つように体をよじりました。
「ジックリ虐めるって言ったハズよ。時間を掛けてタップリとねぇ」
あたくしは更に綿棒を、グリグリと差し込んでやったのでございます。


ーENDー

Comments 2

もん  
おぉ

いつも楽しみに拝見しております
まさかの夢落ちに驚かされましたw
ネタ探しも大変かと思いますががんばってください
次の作品も楽しみにしてます

2011/06/06 (Mon) 01:39 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
もんさん、コメントありがとうございます。

"夢だった" というオチは考えてはいたのですが、最後に少々強引な持って行き
方になってしまいました。
当初は夢の中で葛藤していく。そういった意味でこのタイトルを付けたハズな
のですが・・・。
ネタは思いついたものを片っ端からメモしていますので、善し悪しを問わなけ
ればストックだけは結構あります。

2011/06/06 (Mon) 06:14 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土