すれ違いラプソディ
7
あたしの真後ろにしゃがんだマリィさんは、膝立ちになって両肩に手を置いて
います。そしてあたしとまひるの関係が本当なら、嬉しいと言ったのです。
って言うことは……?
「嬉しい? って?」
やっぱりマリィさんは……。
「もしかしたら気がついてるかもれないけど。あたし、女が好きなの」
「えぇ?」
そんな突然のマリィさんのカミングアウト。でもそれは前々から予想っていう
か、分かっていたことで……。でもあたしは、一応驚たフリをしました。
だって、せっかくのマリィさんのカミングアウトですから。
「そ、そうなんですか?」
「ええ、実はそうなの」
この日のマリィさんの服は、上は白いシャツに下は膝上のスカートです。
だからマリィさんの綺麗な脚線がよくわかって、触りたくなってしまうよう
な、そんな柔らかそうでスベスベな太ももが半分近く見えるスカートです。
そんなマリィさんの太ももを、あたしは背中に感じました。
「ねぇ、千夜。あたしじゃ……、だめ? ……かしら?」
「えっ?」
「あたしね、ずっとあなたのこと……」
「でもぉ……」
「いいの。あなたにまひるちゃんがいることは分かってる。それに二人の中を
壊す気もないわ」
「……」
「ただこうして、たまにあたしと……、だめ?」
マリィさんの細くてしなやかな指が、あたしの肩から首へと移りました。
指はうなじをくすぐるように上下します。
「あっ、ちょっ……」
「くすぐったい? 敏感なのね」
その声は、耳に彼女の息が掛かるほど近くで聞こえました。
「えっ?」
少し振り向いたあたしは、その時初めてマリィさんの顔がすぐ近くにあること
に気が付きました。
「ねぇ、千夜……」
マリィさんの両手が、あたしの首を絞めるように左右から挟みました。
「あぁ……」
するとその手に少しづつ力が加わってきて、それに連れあたしも当然息苦しく
なってきて……。
「あぁっ、マリィさん」
「んん~? どうしたのぉ?」
「苦しいです」
「苦しいのに抵抗しないのねぇ。どうしてぇ? どうしてぇ? 千夜」
「えっ……」
「こういうのが好きなの? 苦しくされるのが」
「そ、そんな」
「正直に言ってごらん」
それはとても優しい、でもどこか凄みを感じる言い方でもありました。
「好きなんでしょう? こんなことされるのが」
あたしは後ろから首を絞めらたまま、コクリと頷きまいた。
「そう。いいのよ。あたしは責めるのが大好きなんだから」
「えっ……?」
そんな、まさかマリィさんが……。
それは耳を疑うような発言でした。それだけでも衝撃的だったのに、なんとマ
リィさんは続けてこう言ったのです。
「特に千夜。あなたみたいに可愛い子が、顔を歪めて苦しむ姿が大好きなの」
あたしの真後ろにしゃがんだマリィさんは、膝立ちになって両肩に手を置いて
います。そしてあたしとまひるの関係が本当なら、嬉しいと言ったのです。
って言うことは……?
「嬉しい? って?」
やっぱりマリィさんは……。
「もしかしたら気がついてるかもれないけど。あたし、女が好きなの」
「えぇ?」
そんな突然のマリィさんのカミングアウト。でもそれは前々から予想っていう
か、分かっていたことで……。でもあたしは、一応驚たフリをしました。
だって、せっかくのマリィさんのカミングアウトですから。
「そ、そうなんですか?」
「ええ、実はそうなの」
この日のマリィさんの服は、上は白いシャツに下は膝上のスカートです。
だからマリィさんの綺麗な脚線がよくわかって、触りたくなってしまうよう
な、そんな柔らかそうでスベスベな太ももが半分近く見えるスカートです。
そんなマリィさんの太ももを、あたしは背中に感じました。
「ねぇ、千夜。あたしじゃ……、だめ? ……かしら?」
「えっ?」
「あたしね、ずっとあなたのこと……」
「でもぉ……」
「いいの。あなたにまひるちゃんがいることは分かってる。それに二人の中を
壊す気もないわ」
「……」
「ただこうして、たまにあたしと……、だめ?」
マリィさんの細くてしなやかな指が、あたしの肩から首へと移りました。
指はうなじをくすぐるように上下します。
「あっ、ちょっ……」
「くすぐったい? 敏感なのね」
その声は、耳に彼女の息が掛かるほど近くで聞こえました。
「えっ?」
少し振り向いたあたしは、その時初めてマリィさんの顔がすぐ近くにあること
に気が付きました。
「ねぇ、千夜……」
マリィさんの両手が、あたしの首を絞めるように左右から挟みました。
「あぁ……」
するとその手に少しづつ力が加わってきて、それに連れあたしも当然息苦しく
なってきて……。
「あぁっ、マリィさん」
「んん~? どうしたのぉ?」
「苦しいです」
「苦しいのに抵抗しないのねぇ。どうしてぇ? どうしてぇ? 千夜」
「えっ……」
「こういうのが好きなの? 苦しくされるのが」
「そ、そんな」
「正直に言ってごらん」
それはとても優しい、でもどこか凄みを感じる言い方でもありました。
「好きなんでしょう? こんなことされるのが」
あたしは後ろから首を絞めらたまま、コクリと頷きまいた。
「そう。いいのよ。あたしは責めるのが大好きなんだから」
「えっ……?」
そんな、まさかマリィさんが……。
それは耳を疑うような発言でした。それだけでも衝撃的だったのに、なんとマ
リィさんは続けてこう言ったのです。
「特に千夜。あなたみたいに可愛い子が、顔を歪めて苦しむ姿が大好きなの」