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あなたの燃える手で

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深夜バス


あたしの両乳首に、それぞれ二つの爪が食い込んでいる。
みどりさんは指先を立て、乳首を挟んだ爪が効果的に、うまくかみ合うように
調節している。それはもう食い込むというより、何かに噛みつかれているよう
な痛みだった。

「うふふっ、痛いでしょう。こんなに食い込んでるんですもんねぇ」
「ふぁ、ふぁい」
「じゃ、こういうのはどう?」
言うが早いか、彼女は乳首を挟んだ爪を擦り合わせた。
「ふぐぅぅ~、ふひぃぃ~」
「んん~痛そうねぇ。じゃこれはぁ」
みどりさんがあたしの胸に顔を近づけると、突然乳首が爪から解放された。し
かし次の瞬間、彼女が乳首に噛み付いたのだ。
あたしの背中は、反射的に背もたれから浮き上がった。しかし彼女は空いた両
手であたしの両腕を押さえつけ、僅かな抵抗さえも許さない。
「んん~、いくわよぉ~、ほぉ~らぁ」
そして今度は乳首に噛み付いた歯を擦り合わせる。女が女の乳首に噛み付いて
いるその様は、見た目にもかなり残酷で、肉を噛み切る役目を持った前歯は、
実に効果的な道具であり、そこから泉のように湧き上がる痛みは、一瞬たりと
も途切れることがない。もし口にハンカチが入っていなかったら……。
「どう? 歯もオツなもんでしょう」
そしてまた噛み付いた。それはさっきよりも強く、痛みが維持するように力を
入れ続けている。
「ふぃ、ふぃ、ふひぃぃ~」
そしてそれが数秒続くと突然解放された。
「ふふふっ、ここからが本番よ」
「ふぉんはぁん……?」
小首を傾げたくなるその言葉の意味を咀嚼するよりも早く、彼女の片手があた
しの口を覆った。
「……?」
するとみどりさんの唇がパックリと割れ、今度は痛みでジンジンと疼く乳首
を、舌でチロチロと転がしだしたのだ。
「ふぁ、ふひいぃぃ~」
その激しい落差にあたしの全身はガクンと波打ち、舌で嬲り回される乳首から
は、痛みから衣替えをしたように快感が走り抜けるのだ。
そんなあたしの反応に、彼女は用心のためか片手で口を塞いだ。これで完全に
声は押し殺され、少々のことでは周りに聞こえないだろう。
「初めからこうすればよかったわ。ねっ、結衣ちゃん」
そして片手でまた乳首に爪を立てる。今度はあたしの顔を見ながらだ。
「ふぃ、ふぃ……」
「ふふふっ、痛い?」
「ふぁ、ふぁい」
「そうよねぇ、今まで噛まれてたんだものねぇ。もっと痛くしてあげましょう
かぁ? ほらっ……」
すると微調整するでもするかのように、爪に力がジワァ~と加わった。
「ふぃ、ふぃ~」
「ほらっ、、まだよ。まだよ結衣ちゃん。ほらっ、ほらっ、ほらっ」
「ふぐぅぅ~、ふひぃぃ~」
「あぁ~こんなに爪が食い込んで。これは痛い。ほらっ、ほぉ~らもっと」
「ふぃ、ふぃ~」
「んん~痛いわねぇ、このままよ。このまま。この痛みがずぅ~っと続くの」
「ふぃやぁ、ふぃやぁ~」
そんなあたしの叫びも、誰の耳にも届いてはいなかった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土