13女性専用深夜バスポラリスは、相変わらず暗い高速を金沢へと向け走っている。すれ違う車のライトも、相変わらず金色のビー玉のようだった。みどりさんは濡れたあたしの指を、ソフトクリームのように一舐めすると、今度はその指を根元まで口に入れ、ゆっくりと引き出した。もちろん視線はあたしの顔からそらさない。「あぁ、美味しい……」「ふぁ、ふぃやぁ、ふぁふふぁすぃ~」「そうよ、今結衣ちゃんはとっても恥ずかしいことされ...