11あたしはシートに浅く腰掛け、片足の膝を肘掛に引っ掛けるように乗せた。シートはかなり広いスペースを設けてあるため、最初は無理かと思えたその格好も、それほど窮屈な体勢ではなかった。「そうだ……」みどりさんは思い出したように窓の上のライトを点けた。その光は、あたしの股間を残酷なまでに照らし出したのだ。「あらっ、可愛いショーツ履いてるのねぇ。白地にピンクの小さなハートがいっぱい散りばめられて。いかにも女の...