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あなたの燃える手で

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マリアの一人旅

13 最終話
卍庵から帰った日の夜。マリアは麗子のベッドで全裸で横たわっていた。

「そう、そんなに感じたの。よかったわねぇ、マリア」
「はい、それはもう」
「で、昨日の今日だけど、今夜からまたあたしが可愛がってあげるわ」
「はい、麗子様。よろしくお願いします」
麗子はマリアと唇を重ねながら、右手を彼女の股間に触れた。すぐに温かな
蜜が、その指先に絡み付いた。
「あらあらっ、もうこんなに濡らして……。悪い子ねぇ」
「はい、マリアは悪い子です。麗子様の前なら安心して悪い子になれます」
「それじゃ、悪い子にはお仕置きしましょうね」
「はい」
そのまま奥へと侵入した指は、マリアのスポットにピタリと当てられた。
「ココも責められたんでしょう」
「だって、ソコは麗子様が……」
「そうよ。あたしが女将に教えてあげたの。だってその方がマリアも楽しめ
ると思って……」
「やっぱり……。そんなコトだと思いました」

ピタリと当てられた指先が、妖しくソコを刺激していく。
それは女将が触った場所と同じハズだ。がしかし、なにかが違う。
麗子の指の方が確実に気持ちいいのだ。
「あぁソコ、ソコイイぃぃ~、なんで……、麗子様の方が、気持ちいいぃ」
「当たり前じゃない。あなたの体を一番よく知っているのは、あ・た・し」
「麗子様ぁ……」
「この体をどれだけ責めてきたと思ってるの? んん? ほらっココ……」
麗子の指は、マリアがこう動いて欲しいと思った通りに動いていく。
「あぁ~ソコぉ、そうですぅ、それっ、それっ、あぁそれぇ、あぁイイぃ」
「んん~イイわねぇ~、ほぉ~らっコレ、コレがイイのよねぇ~、マリア」
「それです、それですぅ~あぁぁ~イイぃぃ、あぁぁイイぃ~、逝くぅ」
「逝くぅ? だめよぉ。今夜はうんと焦らしてあげる。マリアの一番辛い生
殺しをたっぷりとしてあげるわよ。ほぉ~らっ、ほぉ~らっ、ほらほらっ」
「あぁん、そんなぁ、麗子様の意地悪ぅ~。あぁ~ん、あぁだめぇ逝くぅ」
「うっふふっ。可愛い声出して。そんな目で見ないの」
「だってっ、だって麗子様が虐めるからぁ」
「そうだっ、生殺しまんま朝まで……、どうなるかしら。ねぇ、マリア。も
ちろん一度も逝けないまま……」
「いやぁ~、そんなのいやですぅぅ~」
「うっふふふ。そうと決まれば、じっくりと……。ほぉ~らっ、弱いココを
狙い撃ちよ。ほらっ、ほらほらっ。何度も何度もこうされるのよ」
「ひぃっ、だめっ、逝くっ、逝くっ、逝く逝くっ、ひぃぃ~逝くぅぅ~」
「あらあらっ、もうそんなになって。生き地獄にトップリと浸かるのはこれ
からよ。コをこうやってこやって、じっくり責めるの。ほぉ~らぁ~」

マリアの腰が仰け反り、ベッドから浮き上がる。絶頂に備えるようそのまま
硬直する。しかし麗子はそれを楽しむように、更に責め込んでいく。
「ひぃぃ~、だめっ、だめです麗子様。あぁだめっ、逝くっ、逝くぅぅ~」
「んん~、逝けそうで逝けない。ほぉ~らっ、ほぉ~らっもうちょっとで」
「あっ、だめっ、いやっ、逝かせてっ、逝かせてくださぃぃ~」
「だめよぉ、まだまだ。ほぉ~らっまた逝けない。ココがホントに……」
「あぁ~そんなっ、弱いところを、だめっ、もうだめっ、もうだめぇ~」
「そうよぉ、弱いところばっかり責めるの。それも念入りに感じるように」
「ひぃ~、ひぃぃ~、逝くっ、逝く逝くっ、逝っちゃうぅ、もう逝くぅ~」
「もうマリアったら……。そんなに暴れると、縛るわよ」
「いやぁぁ~ん、麗子様ぁ~」
麗子はニヤリと嗤うと、ベッドの下に責め具の入った箱に片手を伸ばした。


EPILOGUE
マリアは手足を縛られながら思った。
やっぱり麗子様がいい。だって媚薬なんか無くたって、媚薬を使った時より
ずっと気持ちいい。
どうしてかって、そんなコト考えるまでもない。
そこに愛があるからだ。


ーENDー

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土