そっと後から
20
週末の金曜日、オフィスの時計は19時を回ろうとしている。
「お疲れ様でした。咲樹さん」
「お疲れ様、真由。また来週ね。あっ! そうだ、アレ忘れないでね」
「はい、わかってます。お先に失礼します……」
あたしはオフィスを出るとバスに乗り、「アマデウス」に向かった。
店に着くといつもの壁際の隅に座り、ミニスカートのあの子を待った。
あたしはコーヒーを注文すると席を立ち、トイレの個室に入った。そこで咲樹さんに言われた ”アレ” をバッグから取り出した。
”アレ” は咲樹さんから渡されたリモコンバイブだった。バイブというよりはローターといった形で、遠隔操作ができるらしい。
あたしはソレをアナルに入れると席に戻り、改めて店内を見回した。店には2~3組の客がいる。ココでスイッチを入れられたら……。
あたしは胸の高鳴りを憶えながら、咲樹さんを待った。
20分ほどで咲樹さんが現れた。咲樹さんはあたしの前に座わるとすぐに携帯とタバコをテーブルに置き、そしてリモコンバイブのスイッチを持った。
「準備はいい?」
「はい、ちゃんと入れました。なんかドキドキします。こんな所で……」
「いくわよ」
咲樹さんがスイッチを入れた。
「どう?」
咲樹さんが小声で囁く。
「あっ! すごい。……あぁ感じちゃう」
あたしも声を殺す。
「ふふっ、ほらっ、あの子が来たわよ」
「いらっしゃいませ」
熱い視線であたし達を見つめながら、あの子が咲樹さんの注文を聞いた。
「そうねぇ、何にしようかしら?」
あの子が見ている前で、あたしのアナルの中ではバイブが暴れている。
あたしはどんな顔をしているのだろう。
あの子があたしにチラチラと視線を送る。
押し寄せる快感に、あたしは声を押し殺したまま必死に耐えていた。
「それじゃ……、カフェオレを下さい」
「はい、カフェオレですね」
彼女が店の奥に姿を消した。
「効果抜群ね、真由。アナタは敏感だから堪らないでしょう」
「もう……、声が出そうでした」
「今度はオフィスでしてみましょうか……」
咲樹と真由は、「アマデウス」を出ると一緒に咲樹のマンションに向かった。
そこで咲樹は真由を縛り、自由を奪うとアナルからリモコンバイブを抜き出し、かわりに自分の腕を入れた。そして蜜壺に黒い筋張ったバイブを挿入するとスイッチを入れた。
真由は「アマデウス」でバイブをアナルに入れ、あたしを待っているハズだ。
あたしは早歩きで「アマデウス」に向かった。
そして席に着くなりスイッチを入れた。
真由が感じ始めた時、あの子が注文を取りに来て……。あの子が感じている真由にチラチラと視線を送っている。あたしはワザとゆっくりと注文をして、真由の羞恥を煽ってやった。
「それじゃ……、カフェオレを下さい」
「はい、カフェオレですね」
彼女が奥に消えるとあたしはスイッチを切った。
真由は深い安堵の溜息をついていた。
「もう……、声が出そうでした」
「今度はオフィスでしてみましょうか……」
真由は今週もあたしのマンションに泊まりに来た。
真由の週末のお泊まりはもうずっと続いている。初めてあたしのマンションに来てからずっと。
マンションに帰ると、あたしは真由の両手を後手に縛り、アナルからリモコンバイブを引き抜いた。そしてローションを塗った右腕を真由のアナルに入れ、左手で蜜壺に黒い筋張ったバイブを入れスイッチを入れた。
前と後の穴を塞がれ、真由は仰け反り喘いだ。
あたしは真由をタップリと焦らした後、生殺しの儘バイブと腕を引き抜いた。
「さぁ、天国の次は地獄よ。覚悟しなさい、真由」
そう言って真由に2リットルの浣腸液を入れた。今回はお湯ではなく、ちゃんと作った薬液だ。真由はすぐに苦しみ始め、眉間に皺を寄せている。
その真由の蜜壺にさっきの黒いバイブを入れるとスイッチを入れた。
「咲樹さん、嬉しい。また咲樹さんに虐めて貰えて……」
「あたしもよ、真由。もっともっと愛してあげる」
右手をバイブに伸ばすと、排泄感に苦しむ真由の下腹に向かってバイブをストロークする。バイブを押し込む度に、真由のアナルから薬液が噴き出した。
「あぁ、ひぃぃ! ひぃぃ! ひぃぃ! あぁ、咲樹さん。咲樹さん~」
あたしは真由を見つめながら、その苦しみ喘ぐ唇を自分の唇で塞いだ。
エピローグ
「おはようざいます。咲樹さん」
真由はコーヒーを机に置くと、咲樹に小さく頷いた。
今、真由のアナルには小さなリモコンバイブが入っている。
朝早く、バイブを入れたまま出社するように咲樹からメールが来たのだ。
そのスイッチは咲樹の机の引き出しに入っている。
「おはよう、真由」
咲樹はいつも通り挨拶を返し、真由に微笑んだ。
真由が座りコーヒーを飲もうとした時、咲樹が引き出しを開けてバイブのスイッチを入れた。
真由の中でバイブが直腸を小刻みに揺さぶり、コーヒーを持った手が思わず止まった。快感が真由をジワジワと弄ぶ。
咲樹は何食わぬ顔で、ディスプレイを見つめている。
窓の外を冷たい木枯らしが吹き抜けた。
真由はそっとコーヒーに口を付けると、咲樹の唇を思い浮かべた。
ーENDー
週末の金曜日、オフィスの時計は19時を回ろうとしている。
「お疲れ様でした。咲樹さん」
「お疲れ様、真由。また来週ね。あっ! そうだ、アレ忘れないでね」
「はい、わかってます。お先に失礼します……」
あたしはオフィスを出るとバスに乗り、「アマデウス」に向かった。
店に着くといつもの壁際の隅に座り、ミニスカートのあの子を待った。
あたしはコーヒーを注文すると席を立ち、トイレの個室に入った。そこで咲樹さんに言われた ”アレ” をバッグから取り出した。
”アレ” は咲樹さんから渡されたリモコンバイブだった。バイブというよりはローターといった形で、遠隔操作ができるらしい。
あたしはソレをアナルに入れると席に戻り、改めて店内を見回した。店には2~3組の客がいる。ココでスイッチを入れられたら……。
あたしは胸の高鳴りを憶えながら、咲樹さんを待った。
20分ほどで咲樹さんが現れた。咲樹さんはあたしの前に座わるとすぐに携帯とタバコをテーブルに置き、そしてリモコンバイブのスイッチを持った。
「準備はいい?」
「はい、ちゃんと入れました。なんかドキドキします。こんな所で……」
「いくわよ」
咲樹さんがスイッチを入れた。
「どう?」
咲樹さんが小声で囁く。
「あっ! すごい。……あぁ感じちゃう」
あたしも声を殺す。
「ふふっ、ほらっ、あの子が来たわよ」
「いらっしゃいませ」
熱い視線であたし達を見つめながら、あの子が咲樹さんの注文を聞いた。
「そうねぇ、何にしようかしら?」
あの子が見ている前で、あたしのアナルの中ではバイブが暴れている。
あたしはどんな顔をしているのだろう。
あの子があたしにチラチラと視線を送る。
押し寄せる快感に、あたしは声を押し殺したまま必死に耐えていた。
「それじゃ……、カフェオレを下さい」
「はい、カフェオレですね」
彼女が店の奥に姿を消した。
「効果抜群ね、真由。アナタは敏感だから堪らないでしょう」
「もう……、声が出そうでした」
「今度はオフィスでしてみましょうか……」
咲樹と真由は、「アマデウス」を出ると一緒に咲樹のマンションに向かった。
そこで咲樹は真由を縛り、自由を奪うとアナルからリモコンバイブを抜き出し、かわりに自分の腕を入れた。そして蜜壺に黒い筋張ったバイブを挿入するとスイッチを入れた。
真由は「アマデウス」でバイブをアナルに入れ、あたしを待っているハズだ。
あたしは早歩きで「アマデウス」に向かった。
そして席に着くなりスイッチを入れた。
真由が感じ始めた時、あの子が注文を取りに来て……。あの子が感じている真由にチラチラと視線を送っている。あたしはワザとゆっくりと注文をして、真由の羞恥を煽ってやった。
「それじゃ……、カフェオレを下さい」
「はい、カフェオレですね」
彼女が奥に消えるとあたしはスイッチを切った。
真由は深い安堵の溜息をついていた。
「もう……、声が出そうでした」
「今度はオフィスでしてみましょうか……」
真由は今週もあたしのマンションに泊まりに来た。
真由の週末のお泊まりはもうずっと続いている。初めてあたしのマンションに来てからずっと。
マンションに帰ると、あたしは真由の両手を後手に縛り、アナルからリモコンバイブを引き抜いた。そしてローションを塗った右腕を真由のアナルに入れ、左手で蜜壺に黒い筋張ったバイブを入れスイッチを入れた。
前と後の穴を塞がれ、真由は仰け反り喘いだ。
あたしは真由をタップリと焦らした後、生殺しの儘バイブと腕を引き抜いた。
「さぁ、天国の次は地獄よ。覚悟しなさい、真由」
そう言って真由に2リットルの浣腸液を入れた。今回はお湯ではなく、ちゃんと作った薬液だ。真由はすぐに苦しみ始め、眉間に皺を寄せている。
その真由の蜜壺にさっきの黒いバイブを入れるとスイッチを入れた。
「咲樹さん、嬉しい。また咲樹さんに虐めて貰えて……」
「あたしもよ、真由。もっともっと愛してあげる」
右手をバイブに伸ばすと、排泄感に苦しむ真由の下腹に向かってバイブをストロークする。バイブを押し込む度に、真由のアナルから薬液が噴き出した。
「あぁ、ひぃぃ! ひぃぃ! ひぃぃ! あぁ、咲樹さん。咲樹さん~」
あたしは真由を見つめながら、その苦しみ喘ぐ唇を自分の唇で塞いだ。
エピローグ
「おはようざいます。咲樹さん」
真由はコーヒーを机に置くと、咲樹に小さく頷いた。
今、真由のアナルには小さなリモコンバイブが入っている。
朝早く、バイブを入れたまま出社するように咲樹からメールが来たのだ。
そのスイッチは咲樹の机の引き出しに入っている。
「おはよう、真由」
咲樹はいつも通り挨拶を返し、真由に微笑んだ。
真由が座りコーヒーを飲もうとした時、咲樹が引き出しを開けてバイブのスイッチを入れた。
真由の中でバイブが直腸を小刻みに揺さぶり、コーヒーを持った手が思わず止まった。快感が真由をジワジワと弄ぶ。
咲樹は何食わぬ顔で、ディスプレイを見つめている。
窓の外を冷たい木枯らしが吹き抜けた。
真由はそっとコーヒーに口を付けると、咲樹の唇を思い浮かべた。
ーENDー