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あなたの燃える手で

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白い魔女 5

17
御堂とは微妙に違う真弓院長の指。太さが違うのか長さが違うのか、それとも
動き方や力加減なのか、それは感じている栞自身にもよく分からない。
しかし何かが違う。その違いが確実にある。
そしてその違いこそが、新鮮な快感となって栞を喘がせるのだ。
「あぁぁ~、先生、院長先生、も、もう……」
「んん~? なんですか?」
知っていてトボける真弓が、ワザとらしく目を丸くする。 
「そ、そこは、そこはもう……」
「そこ?」
真弓は目を丸くしたまま、首もかしげて見せた。
「そこは、あぁぁ、そこはぁ~」
「あぁ、そこって、ココのコトね」
改めて指先で、的確に快感スポットをクリクリとほじくる。
「は、はい。あぁぁっ、あぁぁ~、あぁぁ~だめっ、だめぇぇ~」
「そう言われても、これが触診ですから、患者のあなたは我慢しなきゃ」
「でも、でも……、あぁぁ~、あぁぁ~だめぇ~、あぁん、あぁぁ~ん」
「どうしても感じちゃいます? でもね、それでもあたし達はあなたを治療し
なければならないの。だから……、感じてもイイですよ」
「いいんですか? 院長。そんなコト言って……」
「だって、感じるものはしょうがないでしょう。それならそれで割り切って、
しっかり治療してあげないと、こっちが支障をきたしたらそれこそ本末転倒」
「そうですけど……」
御堂と真弓の芝居も大分板に付いてきた。結局はこの獲物を好きに嬲りたい口
実作りなのだ。
「だから、イイですよ双葉さん」
「えっ?」
今度は栞が目が丸くする番だった。
「よかったわねぇ栞さん。感じてもイイんですって。でもこのコトは、院長と
あたしと、栞さんの3人だけの秘密ですよ。いいですねっ、栞さん」
「は、はい。でも本当にいいんですか?」
「えぇ、いいですよ。双葉さんは感じるだけ感じてもらって結構です。その代
わり、こっちはこっちで治療を続けさせて貰いますから」
「は、はい……」
栞のその返事は、全てを納得しての返事ではなかった。どちらかといえば、何
故? どうして急に……? と首を傾げたくなるくらいだ。
しかし取り敢えずは良かった。という気持ちが栞の中で広がった。
分娩台に四肢を縛られ、身動きできないというコトを忘れているのか。真弓達
とのその約束が、栞を更に窮地に立たせるコトに、その時の栞は気が付いてい
なかった。

「さぁ、それじゃ診察を続けましょうか」
「はい院長」
真弓は改めて栞の花びらを左右に拡げた。そして暫しソコを凝視していた真弓
は、濡れた赤い粘膜の中心にある、小さな穴に注目するとニヤリと嗤った。
「御堂さん、導尿の用意を……」
「はい院長」
院長の如月真弓と御堂雪絵。2人きりの時は『真弓』『雪絵』と呼び合ってい
るが、第三者がいる時は『院長』『御堂さん』と呼び合っている。

「あのぅ、導尿って……?」
栞が2人に不安そうに訪ねた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土